アジアの「ウミガメ」 by 加藤さん

束の間のGWは子どもの世話で終了。また、慌ただしい日々が始まった。

サンブリッジ グローバルベンチャーズに加えて、企画準備会社とはいうものの「農業革新ラボ」を立ち上げ、法政大学MBAの今年度も始まり、第二子は、まだ3ヶ月で手が掛かる。とにかく時間はない。

そんな中、毎週日曜日、長男を連れてくるヒップホップの教室は、テンポの良い曲がかかり、気分を高揚させてくれる。

ところで、そのヒップホップ教室でテンポの良い音楽を聞きながら、ネット業界の方なら誰でも知っている「日広(現GMO NIKKO)」創業者の加藤さんのエッセイ?を読んだ。

彼が、現KLabの真田さんやGMOインターネットの西山さん達と学生ベンチャーを立ち上げ急成長していったプロセスや、その後、ビジネスのルールが変わったことで敢なく破綻したこと、また、加藤さんが日広という雑誌広告の代理店を創業し、後にインターネット専門の広告代理店にシフトし、また、急成長していった時期のこと(僕はこの時期に彼と知り合った)など、彼の今までの起業家人生がリアリティを伴って綴られており、読んでいる僕自身が疑似体験をするような感じで、気持ちが揺さぶられた。

やはり、何かに挑戦し、困難を克服し、前進していく人や生き方が僕は好きだ。

今年中に、彼を訪ねてシンガポールに行って来よう。

ところで、彼の言う「ウミガメ」の話は、僕の古い友人でもあり、シリコンバレーで2社目となる「miselu」というソーシャル楽器なるビジネスモデルにチャレンジ中の吉川さんも、異口同音に言っていたことだ。

1995年。まだ、インターネットが世に出たばかりの頃、彼がデジタルマジック・ラボ(DML)というウェブ制作ベンチャーを立ち上げた頃、硬直した日本の社会構造に辟易としながら、一回、日本を出て、政府から戻ってきて欲しいと懇願されたら戻って来よう!という話をしていたことを思い出す。

あれから17年。僕は、まだ、こうして日本に留まっているが、彼は、有限実行している・・・。

ところで、僕たちの長男は、3歳になる直前、自分から言い出してバイオリンを習いだした。でも、殆ど練習はしない。

それに較べて、最近は家の中でもクルマの中でも、僕の iPhone でダンスミュージックを聞きながら、片言の英語を口ずさり、ヒップホップの練習に興じている。

やってみて、これは違う・・・と思ったら、軌道修正すればいい。

「石の上にも三年」とは言うが、「Rolling stones gather no moss.(転がる石にコケもさず)」とも言う。

物事には必ず、2面性がある。

これなら高いモチベーションを保って挑戦し続けられる!というものを見つけることが大切だ。

そして、見つけたら「地道な努力」と「献身」が必要である。

facebook に書いたとおり、プロゴルファーの深堀圭一郎選手は「アイアンのロフトを0.5度寝かして、0.3度アップライトに」するなど、地道且つ緻密な努力を続けている。

そして、ほんの0.3 や 0.5 度の違いを活かせる「技術」を持っているということである。

その次元に至っても尚、努力を続けている。

自分自身を含めて、文句を言う前に、努力をしないとね!

@ヒップホップ教室

追伸:ヒップホップ教室に来ている小中学生たちは、みんな、楽しくて仕方ない!というオーラを全身から放っている。彼女(女子が殆ど)達の中から、プロとして活躍する人が出てくることを期待したい!!