「創業記念パーティ」と「企業理念」。

今日は、僕にとって何度目かの「創業記念パーティ」。

たった2年半前の2009年8月。僕はその先の人生が描けず、失意のどん底にいた。

でも、法政大学経営大学院(MBA)教授の小川先生に拾っていただき、MBAで教えるようになり、だいぶ元気になった頃、今度は2年半ぶりに再会したサンブリッジ創業者のアレン・マイナーから手伝って欲しいと頼まれ、その一年後の今日、このような素晴らしい機会に恵まれた。

僕の人生は起伏に富んでおり、飽きることはない。その代わり、すこしばかりタフなハートが要求される。

ジェットコースターのような人生を歩んでいるうちに、少しずつ、イマチュアなハートが鍛えられてきた。

昨年の今頃も同じようなことを書いたが(色々なことがあり過ぎて、随分昔のことのように感じる)、僕の人生は、ほぼ例外なく、大きな変化は「3月」に起こる。

最初の会社を設立したのは、1991年3月27日。
現株式会社ALBERT代表取締役会長の山川さん達とインタースコープを設立したのは、2000年3月9日。
ドリームビジョンを設立したのは、2006年3月4日。

そして、サンブリッジ Global Venture Habitat 東京オフィサーに就任したのは、2011年3月1日。

サンブリッジ グローバルベンチャーズの設立は2012年1月5日だが、創業記念パーティは3月23日。

因みに、僕の誕生日は、1963年3月30日。

今日の創業記念パーティで僕が話したいと思っていることは、僕にとって7社目の創業にあたる新会社の「企業理念」。

サンブリッジ創業者のアレンから「平石さんの好きなようにやって下さい」と言われて、僕が最初に決めたことは「企業理念」だった。

考えてみると、僕の原動力は、最初の会社を創った時から終始一貫して変わっていない。

僕がやりたいことは「社会の変化を発見し、そこにイノベーションの機会を見出し、それを実現すること」だ。

最初の会社(CREED EXECUTE INC.)の企業理念は「私たちは法人・個人という枠を超え、社会的資源の有効活用による新しい価値の創造とそのビジネスとしての仕組みを創ることをすべての活動の指針(CREED)としています」だったし、インタースコープの時は「科学的アプローチと徹底した人間主義により、新たな社会的価値を創造する」だった。

新会社の企業理念は「『世界に挑戦する人』を創出し、広く社会に『勇気と自信』と『希望』をもたらす、『グローバルイノベーション』を創造する」。

僕の起業家としての21年間の人生を凝縮させ、そこにサンブリッジのフレイバーをブレンドさせて策定したものだ。

イチローが言うように、人間ひとりの力では大きなことはできない。

でも、世の中の流れを感じ取り、そこにチャンスを見出し、仲間を募り、理念とビジョンを共有し、自らが定めた理念とビジョンの実現を心底信じ、そのことにコミットし続ければ、僕は必ず、想いは実現すると思っている。

失われた20年に追い打ちをかけるように3.11が起こり、僕の郷里の「福島県」は「フクシマ」となり、政治は機能せず、既得権益にしがみつく人達が改革を阻む今日、世の中に「勇気と自信」と「希望」をもたらすような大きなことを成し遂げたい。

そのことを創業記念パーティにご来場下さった皆さんに約束してしまおう!

追伸:予報では生憎の空模様。一人でも多くの方がいらしてくれますように!