「国家の品格」は「国民の品格」。

4期目の当選を確実にした石原慎太郎氏がNHKのインタビューに答えていた。

相変わらず、歯に衣着せぬ物言いで、自動販売機とパチンコ店の消費電力を合わせると、東京都の消費電力量の1/3を担っていた福島原発の発電量と丁度同じだとして、強く非難していた。

また、「消費することだけに現を抜かす国」は「凋落を免れない」として、物欲、性欲、もう一つは忘れたが、今のテレビは、その3つしかないとして、激しく非難していた。

石原氏は物議を醸す発言が多いとは思うが、テレビに関しては、僕の価値観では一部の番組を除き、見るに値しない低俗な番組が多いのは事実だと思う。

世界的に有名なデザイナーの「三宅一生」氏が20年前、「消費するだけで、生産を忘れた国は滅亡する」と言っていたことを思い出す。

小泉さんが首相を辞められた後に読み返したという、スマイルズの「自助論」が、これでもか、これでもかと歴史の事実を示し、偉業を成し遂げた人物で恵まれた境遇にあった人はいないと主張している。

「国家の品格」は「国民の品格」である。

その事実を肝に命じたい。

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