思い出は美しすぎて。

最近はあまり読まなくなった日経新聞を広げてテレビ欄に目を通すと、SONGSという番組が目に留まった。

今日の特集は「八神純子」。僕が中学高校の頃、大好きだったミュージシャン。

コンサートツアーで郡山市民会館(だったと思う)に来た「八神純子」を観に聴きに行き、コンサートの後は楽屋から出てくる彼女を外で待っていた。

テレビ越しに久しぶりに見た彼女は、さすがにオバさんになっていたが、でも、あの透き通った声は健在だった。

八神純子、伊達公子、チャー、そして、アイルトン・セナ。

他の人がどう思うかは分からないが、僕にとっては共通するものがある。

ところで今日は、法政イノマネの高田朝子先生と、とあることで約2時間ほどMTGをした。

高田先生の専門は、組織行動論(だったと思う)。

先生とのMTGでたまたま話題に上がったのが「効力感(Efficacy)」。

その構成要素は、次の4つ。

・成功体験
・代理体験
・言語的説得
・生理的状態

その中で「最強」なのは、「成功体験&言語的説得」の組み合わせだという。

つまり、何らかの「成功体験」があり、周囲から「君ならできる!」という後押しのコンビネーション。

でも、僕の場合、最初の起業もインタースコープの時も「彼に出来るのなら、俺だって出来るはず」という「代理体験」がきっかけだった。

ネットバブルの頃は、まさしく、この「代理体験」が見事に機能したのだと思う。

翻って今の日本には、「代理体験(ロールモデル)」が無いのだろう。

ブレイクスルーは、その辺にありそうである。

ところで、八神純子の歌を聴いていて、僕はやはり、「個性」で生きている人が好きなんだな(そういう人に憧れるんだな・・・)ということを再認識した。

「才能」の有無は別として、「個性」を活かした「生き方」は誰にでもできるはずである。