どんなに求めても得られないもの。

3月30日生まれの僕にとって、今月から47歳の後半戦に入った。

3ヶ月単位で振り返ると、誕生日前の3ヶ月(1~3月)、誕生日を迎えた後の3ヶ月(4~6月)、そして、暑かった3ヶ月(7~9月)と、その間の僕の精神状態や考えていたこと、物事の優先順位が違っており、人生が進んでいることを実感する。

ところで、3連休の初日は、妻方の伯母の49日の法要があった。

ご住職がお経を唱えられた後、伯母の生前の話に絡めて、簡単な講話のような話をして下さったが、仏教の教えの中には「どんなに求めても手に入らないもの」に関することがあるらしい。

例えば、お月様は、どんなに欲しいと願っても、きれいだと思って眺めることしかできない(月に行くことはできても、自分のものにはできない)と・・・。

人生にも通ずる話かもしれない。

自分に素養があるもの、才能とまではいかなくても、適性があるものなら、一生懸命に努力をすれば、それなりの成果を得ることができるだろうけど、自分に適性のないものをどんなに望んでも、手には入らないのだろう。

子供達を見ていると、それぞれ「個性」が明確で、誰ひとりとして同じ人間はいないことがよくわかる。

問題は、自分を「客観視」できるかどうか?

簡単だけど、難しい問題である。