初めてのSFC。

今日は、法政大学の田路先生から紹介していただいた、とある学生の方を訪ねて、SFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)を訪問した。

初めて足を踏み入れたSFCは、想像していた通り素晴らしいキャンパスで、この夏、シリコンバレーで6週間のインターンを経験してきたという彼は、頭脳明晰且つ志のある、将来が楽しみな若者だった。

キャンパスをひと通り案内してもらった後、教職員食堂でランチを食べながら、将来は起業したいという彼の生い立ちや将来展望を聞いた上で、僕なりのアドバイスをした。

彼の話を聞きながら改めて思ったことは、当たり前のことだが、家庭環境や両親の教育方針が、人間形成に大きな影響力を持つということ。

シリコンバレーでのインターンシップの情報を教授が提供してくれる等、SFCという環境が彼に与えている影響は勿論大きいが、SFCという大学を選んだことやシリコンバレーでインターンシップしようと思うような価値観は、彼が幼少の頃から時間をかけて育まれてきたものである。

そう考えると、人間を教育するということは、少なくとも2世代を要するということであり、広大なキャンパスと最新のMacintoshを揃え、一流の教職員を迎えるには、莫大なお金が必要である(親に出してもらうか?自分でバイトして稼いだお金で行くか?は別として、シリコンバレーでのインターンシップに参加するにも、それ相応のお金が必要である)。

ビジネスで成功した人でなければ、私学は創れない。

だからこそ、名誉もお金も手にした人には、次世代の日本を創る若者に投資して欲しい。

国力は、ベンチャーを立ち上げるのとは異なり、5年や10年で何とかなるものではない。

長い時間と大きな投資が必要である。

iPhoneからの投稿@湘南新宿ライン