50代になった「松任谷由実」。

今日は何年ぶりかで東京の下町「人形町」を訪れた。

「甘酒横丁」なる名前のついた通りを歩き、とある会合に向かった。

僕が住んでいるエリアとは赴きが異なり、ちょっとした異文化を楽しんだ。

ところで、今日の日経新聞夕刊に、ユーミンこと「松任谷由実」のインタビュー記事が載っていた。

ミーハーだった僕は何度か彼女のコンサートに出掛けたことがある。

最も想い出深いのは1993年の夏、「逗子マリーナ」で行われたコンサートだ。

海沿いの特設ステージで繰り広げられたライブは、幻想的だった。

そのユーミン。年齢と共に曲づくりに対する考え方が違ってきたと話している。

「年齢を重ねると『もういいじゃない』っていう悪魔のささやきが聞こえてくる。でも、そこで立ち止まってしまうと苦しむのは自分」。そう述懐している。

振り返ってみると、10代や20代の頃も「もがき苦しんで」曲を書いていたそうだ。

「過去は美しく見えるし、身体も若いから、苦しんだ記憶は薄れてしまう」。

でも、「苦しくても一歩一歩歩いて目指すところに辿り着く」。

「今はそれが天才だと思っている」という。

50代になったユーミンのコンサートを見てみたい。

追伸:伊達公子の全仏オープンでの勝利は、素晴らしかった。「尋常ではない精神力」の為せる技だろう。