「人間」は犬ではない。主人(あるじ)は自分で決められる。

昨日の「つぶやき」でも書いたが、我が家のベランダからの借景は、中目黒アトラスタワーと抜けるような青空のコントラストが、言葉にできないぐらい素晴らしい。

その景色だけを見ていると、目を覆いたくなるほどの「政治の混迷」や異常としか思えない「財政赤字と経済の停滞」等が、まるで嘘のように思えてくる。

ところで、昨日の「日馬富士」との一番で、「朝青龍」の25回目の優勝が決まった

「生」で見たかったが、昨日は体調不良で横になっており、今朝の新聞でその事実を知った。

西麻布での泥酔と暴行事件があったとかで、またまた世間を騒がせているようだが、「窮地」に立たされた時ほど「集中力」を発揮する「朝青龍」が、僕は好きだ。

ところで、我が家では毎週日曜日の朝07:30から、テレビ朝日系列の「侍戦隊シンケンジャー」という子供向けのヒーローものを親子三人で観ている。僕たちの子供が、一緒に観てくれというからだ。

そのシンケンジャーで、なんとも泣ける場面があった。

きちんと説明すると話が長くなるので割愛するが、「外道衆」なる悪道たちから人間社会を守るべく戦うシンケンジャーは、「志葉家」18代目当主の「影武者」として「志葉 丈瑠(しば たける)」が4人+1人の家臣を率いてきたが、ここへきて、「本物」の18代目当主である「志葉 薫」が現れる。

「侍」の教えに最も忠実な「シンケンブルー」は、自分の「心」では「丈瑠」と行動を共にしたいと思いながら、「頭」では「侍」としての教えに忠実であるべきという狭間で悩んでいると、いわゆる「黒子」のひとりから、

「人間は犬ではない。主人(あるじ)は自分で決められる。大切なのは『志葉家』という『器』なのか?それとも『人物』という『中身』なのか?」

と助言され、迷いを断ち切る場面があった。

子供向けのフィクションとは思いつつ、僕は目頭が熱くなった。

こうして、このブログを書いている今も・・・(笑)。

ところで、政治には「カネ」がかかるのは否定のしようがない。

しかし、今日の日本の政界における実質的な最高権力者と言われる方に師事している人達は、自分の「選挙資金」と「票」が目的なのか?それとも、その人間性なり政策(中身)を支持してなのか?僕には分からない。

今の日本の政治の問題は、公職選挙法(きちんと勉強しているわけではないが)が時代に合わなくなり、制度疲労を起こしていることが、事の本質だろう。

因みに、オバマ氏がマケイン氏を破り大統領になったのはWebの仕組みを有効活用したことが大きいと言われているが、「パラダイス鎖国」の著者でもある「海部美知」さんが、そのことを簡潔に分かりやすく解説されている。

さて、今日はこれから「ドリームゲート」が主催する「大挑戦者祭」なる起業家コンテストの書類審査(一次)の合宿である。

先週木曜日から体調を崩してしまっており、正直、かなり身体が辛いが、閉塞感の漂う日本を少しでも元気にするべく、「お務め」を果たしに出掛けよう。