私をスキーに連れてって。

2009年最後の週末、僕たち家族は友人夫妻と一緒に富士山麓を訪れた。素晴らしい晴天に恵まれ、とても穏やかな二日間だった。

26(土)は、ある「ログハウス」に体験宿泊し、翌日は「Fujiten Snow Resort」なるスキー場で、僕たちの子供を「雪車(そり)」で遊ばせた。

Twitter でつぶやいたが、スキー場という場所を最後に訪れたのは、おそらく、20年ぐらい前のことだと思う。

当時の日本社会は、今日のエントリーのタイトルにしたとおり、「原田知世」主演(ホイチョイ・プロダクションズ製作)の「私をスキーに連れてって」という映画が大流行し、ユーミンが人気絶好調で、バブル景気を謳歌していた。

あれから20年も経つにも関わらず、僕にとって80年代は、決して「昔話」ではなく、ついこの間のような気がするのは、「80年代=僕の20代」という関係性からなのかもしれない(かな~り昭和な感覚で、いわゆるアラフォー世代の若かりし日々である)。

90年代は、僕にとっては「起業の時代」でもあり、ある意味、とてもリアルに当時の苦労を憶えているが、学生時代と20代の会社勤めの時代は、自分の足で立っておらず、ふわふわしていたのだろう。

ところで、周囲一面の「雪景色」も「スキー場」も初体験だった我が子は「雪車滑り」が気に入ったらしく、ご満悦で遊んでいた。

同じ年頃の子供と較べると運動神経の発達がやや劣る彼は、最初の「滑降」では期せずして成功したものの、二度目の滑降では途中で横転してしまい泣きべそを掻いていたが、それに懲りることなく、「雪車滑り」を楽しんでくれたことは、「父親」として、とても嬉しいことだった。

一緒に行った友人夫妻と妻が雪車滑りを楽しんでいるのを横目に、僕は我が子の「引率係」で、彼の雪車を追いかけてゲレンデを何度も駆け下りた。

ところで、来年から彼は、新しい保育園に行くことになった。今日は、彼が「6ヶ月」の時から4年に渡り通い続けてきた保育園の最後の日だ。

そして、僕たち夫婦にとってこの1年は、人生の大きな転機となった。ひと言で表すなら、大変な時期だった。

色々な意味で「この10年間(ミレニアムに湧いた最初の10年)」の総決算を行い、新たな気持ちで「2010年」を迎えたい。

シリアルアントレプレナー  「3度目の起業」と「初めての子育て」
★Fujiten Snow Resort のゲレンデ。僕が時々プレーするゴルフ場からクルマで20分ぐらいの距離にある。今まで知らなかったが、20~30年前からあるらしい。とにかく「富士山」が目の前に見えて「絶景」である。都心から約2時間で来れる、とても便利なスキー場だ。また行こうと思う。

シリアルアントレプレナー  「3度目の起業」と「初めての子育て」
★体験宿泊したログハウスから「富士山」を臨む。眼下には「山中湖」の湖面が広がり、とても素晴らしいロケーションである。

シリアルアントレプレナー  「3度目の起業」と「初めての子育て」
★ログハウスに向かう途中で立ち寄った「山中湖」の白鳥。こんな至近距離で白鳥を見たのは初めてだった。思っていたよりも、獰猛(野性的)である。