まだ、ガソリン車に乗ってるわけ?

「ABC自動車って、いらないよね」。
「最近、日本に来ても、持って帰る情報って、ゼロなんです」。

シリコンバレーから出張で日本に来ていた友人と朝食を共にした際に、彼の口から出た言葉である。

「ガラパゴス化する日本」を憂いていた。

マネックスの松本さんが、日本の「異常さ」をご自身のブログで指摘されているが、海外から見ると、よりいっそう、そう見えるのだろう。

元グラビアタレントの「蓮舫」が、スパコン開発の予算に「世界でNO.1 の意味は?」と注文をつけたり、バズーカをかまし放題の「亀井静香」大臣然り、民主党の政権運営には、どうもチグハグ感が拭えない。

ドラッガー曰く、1950年代以降、政府主導で行ったプログラムで成功したものは、ひとつもないとのこと。

「世の中を変える」という意味で成功した政府プログラム最後のものは、1946~1947に立法化されたイギリスの国民健康保険制度だというが、その「赤字」は深刻の度を増すばかりらしい。

「自動車」に話を戻すと、電気自動車のリアリティが増しており、10年後は、「まだ、ガソリン車に乗ってるわけ?」という会話が繰り広げられているのだろう。

追伸:「羽田の国際ハブ空港化」は是が非でも、実現して欲しい。政府主導プログラムの歴史を書き替えるためにも。助成金の廃止も忘れずに。