フラダンス in お台場。

まずまずの晴天に恵まれた「3連休」。皆さんは、いかがお過ごしだっただろうか?

初日の土曜日は、子供を保育園に送り、その後、整形外科に行き、リハビリ。帰宅後は、とある仕事をして夕方まで過ごす。

翌日曜日は、子供の「保育園友だち」のお父さんが経営する、青山にあるオシャレな居酒屋に、保育園繋がりの親子5組が集結し、さながら「青山保育園」状態。

青山も一歩入れば、まだ「路地裏」のような場所があり、子供達にとっては絶好の遊び場になっていた。大人達は、子育て談義で賑わう。

気がつけば、19時過ぎ。楽しい日曜日だった。

連休最後の月曜日は、お台場にでかけ、プチ海水浴。

道路が空いていれば、自宅からクルマで30分もかからず、都会のビーチに到着。思いがけず、フラダンスの余興に遭遇。

我が子は、「なんで、身体が見える服を着ているの?」と不思議そうにしていた。

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ところで、子供ができるまで、お台場は「若者のデートスポット」だと思っていたが、家族連れやペット連れが多いことにびっくり。

子供ができたお陰で、青山の「路地裏」や近所?の海水浴場など、思わぬ発見がたくさん。

「視点」を変えることで、見えてくるものがある。

「石川 遼」選手、鮮烈な「全英オープン」デビュー!!

17歳で、全英オープンに「初出場」した「石川 遼」選手が、鮮烈なデビューを飾った!!

タイガー・ウッズ、リー・ウエストウッドというビッグプレイヤーと同じ組で回り、なんと「2アンダー」。タイガーよりも、3つもスコアが良い。

そして、ゴルフはもちろんだが、僕が最も驚いたのは、プレー終了後のBBCによる「インタビュー」である。

「通訳無し」で、自ら英語で、とても素晴らしい「受け答え」をしていた。

インタビュアーが「英語は何年、勉強しているのですか?」と尋ねたほど、上手な英語だった。

ゴルフだけでなく、人間としてのスケールの大きさも含めて、将来が楽しみな逸材である。

ところで、久保谷健一選手が、2位タイ発進した。

日本人選手の活躍に期待したい!!

追伸:子供ができてからは、土日のゴルフ中継を見ることもなくなり、ましてや、時差のある海外のメジャーの模様をテレビで見ることなど無かったが、昨夜は、ソファーで寝てしまい、夜中に起きたのをよいことに、約2時間、久しぶりにテレビでのゴルフ観戦を楽しんだ。政治の世界も、石川選手や久保谷選手のように、スカッ!!と行って欲しいものである。

なぜ、ベンチャーに元気がなくなったのか?

ここ最近は、子育て等の私生活に関するエントリーが多かったので、今日は久しぶりに「ベンチャー企業」に関することを書いてみたい。

日経ビジネスオンラインに「なぜ、ベンチャーに元気がなくなったのか?」というコラムがあった。

そのテーマに関することで、今日までに計3回のコラムが掲載されており、その内容には僕も概ね同感である。

筆者の主張は、要約すると、

1. 上場がゴールになってしまっており、その時点で疲れ果てているベンチャー企業が少なくない。従って、その後の業績の伸びに勢いがなく、株価も低迷する。

2. 粉飾決算等の不祥事が相次ぎ、投資家のベンチャー離れが加速した。

3. その対応策という趣旨は理解できるが、J-SOX等の大企業向けの「内部統制」を新興市場に上場するベンチャーに適用するのはナンセンス。コーポレートガバナンスは、別の方法で対応できる。

4. ベンチャー行政?に関わる人達が、ベンチャー企業を立ち上げた経験もなく、ベンチャーの実態を知らない。机上の論理になりがち。

5. 10億円程度の売上と、1~2億の利益で上場するのではなく、50~60億円の売上と10億円以上の利益が出るぐらいの体力をつけてから上場した方がよい。

というものである。

3. J-SOX、4. ベンチャーを知らない人がベンチャー行政に関わっている という2点に関しては、特に共感する。

ところで、つい先日、ある方のお誘いで、未上場のベンチャー企業の経営者の集まりに参加した。

但し、その会合に集まったベンチャー企業の経営者は、その殆どが、ベンチャーキャピタルからの出資を受けていない。でも、中には、数十億円規模の売上があると思われる会社の経営者もいた。

自分が創業した会社を「上場」させるというのは、間違いなく「名誉」なことだし、キャピタルゲインというかたちで「富」も手に入れることができ、インタースコープ時代の僕も含めて、ネットベンチャーに関していうと、多くの経営者が「上場」を望んでいた(いる?)と思うが、彼らの場合、必ずしも上場は望んでいないように見受けられた。

マスコミに取り上げられたり、様々な賞を受賞したりということは少ないかもしれないが、見方によっては、彼らのような経営者の方が「実利」は多いとも言える。

殆どの場合、自分とその関係者が株主であり、会社が儲かれば、社員にいくらボーナスをだそうが、自分の役員報酬をいくらにしようが、どんなクルマに乗ろうが、誰かに叩かれることはない。

但し、限られた資金の中で事業を行っていく必要があり、成長のスピードは限定される等、制約もある。

結局は、何を善しとするかである。

話をベンチャーの元気の有無に戻すと、1990年代後半のインターネット黎明期のように、これからの社会を変えるようなテクノロジーが登場し、新興市場も整備され、それによって、VCからリスクマネーが供給されるようになり、その結果、上場して行ったベンチャー企業が多かった時代がいつまでも続くわけはない。

ソフトバンクの孫さん曰く、あの頃は「戦後の原っぱ」のような状況で、先見の明があり且つ実行力がある人たちが、一時代を築いた。

それから約10数年、ネットビジネスもひとつ成熟期を迎えつつあり、画期的なテクノロジーが出現しない限り、あの頃と同じようなことを期待するのは無理がある。

そういう意味では、DeNA、mixi、GREEの御三家は、SNS、モバイル、ゲームという要素を上手く活用し、インターネット初期のビジネスモデルとは異なる収益構造を実現したと言える。

また、インターネットに続くフロンティアとして、「クリーンテック(環境技術)」に注目されているが、それがインターネットと異なるのは、サービス業やコンテンツプロバイダーではなく、「製造業」的なビジネスモデルになりがちだということである。

つまり、多額の「初期投資」が求められ、ネットベンチャーのような形での創業は難しい。

そう考えると、不祥事等による投資家の新興市場離れは別として、ある意味、今の時代環境は当然と言えば当然とも言える。

また、「ベンチャー企業=新興市場に株式公開」という図式を当然と考えるのではなく、ベンチャー企業にも「多様性」があって然るべきと考えてもよいように思う。

因みに、キリンと経営統合しようという「サントリー」も「未公開」である。

ただ、ひとつだけ言えるのは、今の日本社会は、リスクを取った人達が報われる仕組みが脆弱だということである。

そこを何とかできれば、少子高齢化に悩む日本社会であっても、活力が生まれるはずである。

「人参」がなければ、馬車馬は走らない。そして、その「人参」は、人によって異なる。

成熟した社会では、「多様性」が重要である。

追伸:僕が社会に出た1980年代後半は、戦後の高度経済成長期の仕組みが成熟する一方、新しいテクノロジーは出現せず、享楽的・刹那的な雰囲気が漂っていたように思う。その10年後、I.T.革命により、千載一遇のチャンスが訪れたわけだが、そのまた10年後の今の日本社会を見ると、若者の就労意識にも、若い女性の髪型やファッションにも、1980年代後半に通ずるものがあるように思う。何らかの「ブレイクスルー」が必要である。

侍戦隊「シンケンジャー」。

小さなお子さん、それも男の子がいらっしゃらない方にとっては、何のことだか分からないし、そもそも興味もないテーマだと思うが、「侍戦隊シンケンジャー」という「侍」をモチーフとしたヒーローものが、小さな男の子の間で大人気である。

少なくとも、僕らの子供が通っている保育園では・・・。

最近になって、ようやく、少しずつ自分でも絵が描けるようになってきた我が子だが、さすがに、シンケンジャーを描けるほどにはなっていない。

それで、毎朝毎晩、「シンケンジャー描いて!!」となる。

子供が起きている時間に僕が帰宅するのは稀なので、夜は妻の担当、朝は時々、僕が描いている。

気がついたら、家中、シンケンジャーだらけになっていた。

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この状態を見せたら、さすがに我が子も笑っていた。

最近の彼の頭の中の「2/3」ぐらいは、シンケンジャーが占めていると言っても過言ではない。

それだけ、何かに「夢中」になれることが、子供の才能である。

大人でも、何か「夢中」になれるものがある人は「幸せ」である。

元インターン。

インタースコープを経営していた頃、ETICからの紹介により、計40~50人のインターンを採用し、彼らと一緒に働いてきた。

ドリームビジョンをはじめてからは、ETIC経由では、数人しか採用に至っていないが、法政大学の授業の一環としてのインターンを受け入れてきたことにより、何だかんだで10数人のインターンが巣立っていった。

一昨年そして昨年の夏、ドリームビジョンでインターンをした学生達は、未曾有の経済危機の中、就職活動に励んでいる。

その中の何人かは、一部上場企業の内定を蹴って、ベンチャー企業へ就職することを決めたと聞いた。

また、今この瞬間も、僕が知っている、あるベンチャー企業でインターンとして働いている学生もいる。

「リスクテイカー」である彼・彼女達の人生に、ドリームビジョンあるいは僕自身が、ほんの少しでも役に立てているとしたら、とても嬉しく思う。

クルミドコーヒー。

昨日は、東京都議会選挙の投票を済ませ、近くの公園で子供を遊ばせた後、念願の「クルミドコーヒー」に出掛けた。

クルマで約50分。ようやくたどり着いた「クルミドコーヒー」は、店主の影山さんの拘りと想いが詰まったお店で、郊外の住宅街の中にあって、ひと際、異彩を放っていた。

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影山さんとは、随分前から知り合いだったが、ドリームゲートの審査員としてご一緒させていただくようになり、ここ最近、急速に親しくなった。

その影山さん、本業?は、ベンチャーキャピタリストだが、NPOの活動をしたり、こうして「コーヒー店」を経営したりと、とても多彩な方である。

彼の拘りは、お店の材料(建材)に「ガラス、木、鉄」しか使っていないところや、火で淹れるコーヒーではなく、一滴一滴、水で淹れる「水出し」コーヒー、「みかん粒」がそのまま入っている「みかんジュース」、手作りのパンやアイスクリーム等、その素材を含めて、お店のすべてに渡っている。

そして、店内の「腰板」等は、なんと、影山さん自ら貼ったというから驚きである。

ところで、その「クルミドコーヒー」の「上」は、これまた影山さんの拘りの結晶である「賃貸住宅」となっている。

何に「拘っている」かというと、そのシステムである。

この賃貸住宅は「コミュニティ」として運営されており、住民全員による「会議」が毎月開催されており、日頃の生活で問題がないか?等、話し合いがなされている。

また、4階部分には、予約制の「共有スペース」があり、友達が来た時などに使えるようになっている。

ダイニングテーブルセット、キッチン、洗濯機に乾燥機、ピアノ等があり、その上、ベランダには、芝生が敷き詰められており、家庭菜園のようなスペースまである。

何とも至れり尽くせりである。

因みに、この施設を造るにあたって銀行から融資を受けたらしいが、「そんな賃貸住宅で、入居者はあるんですか?」と聞かれたそうだ。

僕は、こういう時代だからこそ、「人と人との付き合いがある」集合住宅が求められているように思う。

昔で言う「長屋」みたいなものの「現代版」だろう。

ところで、そんな影山さんは、東大法学部出身だが、権力志向とかエリートっぽいとか、そういう雰囲気は微塵もない。

そして、ご本人曰く、「どうしてもこれでなければ気がすまないというものはないので・・・」ということで、肩に力が入っていない。

彼の場合、個人的な欲求というよりも、「今の世の中に、こういう商品・サービスがあったら・・・」という想いがモチベーションになっているのだろう。

自分自身の生き方を考える上でも、考えさせられる数時間だった。

我が家からは、ちょっと遠いが、今度は僕一人で、電車で、訪ねてみようと思う。

追伸:「クルミドコーヒー」は、名前のとおり、「クルミ」がテーマのカフェである。子供の頃に、自分で拾って食べた「クルミ」が「ごじゆうにどうぞ」とテーブルに置いてある。

「認可」保育園。その2

昨日のエントリーに対して、ある方から、とてもご丁寧なメッセージを頂戴した。

その方は、品川区にお住まいで、お子さんを「認可」保育園にあずけていらっしゃるそうだ。

その品川区では、「運動会」は「土曜日」に実施されており、「夏祭り」のような小さな行事は、「保育園」によって平日だったり、土曜日だったりと異なるそうである。

要するに、昨日のエントリーで書いたこと(認可保育園では、運動会が平日だったり、他の行事も平日ということ)は、僕が住んでいる「渋谷区」に限ったことのようである。

もしかしたら、僕が知っている認可保育園に限ったことであり、渋谷区であっても、土日・祝日に運動会等を実施されている認可保育園もあるのかもしれない。

リサーチ会社の経営をしていたにも関わらず、情報収集不足でのエントリーであったことをお詫び致します。

そして、ありがたいご指摘を下さった方に、この場をお借りして、心よりお礼を申し上げます。