「筋肉」の鍛え方。

年明けから飛ばしてきたせいか、あるいは、株主報告会が終わり気が緩んだせいか、ドッと疲れが出て、金曜日はヘトヘトだった。それで、またしても、平日のブログの更新が出来なかった。

そんなこともあり、朝から雨模様だった今日(土曜日)は、久しぶりにゆっくりと過ごした。

ところで、僕は、頭の後ろのあたりが尋常ではないレベルで「凝る」。

睡眠不足になると、それが顕著に出て、集中力がなくなり、仕事にならない。

それ故、しばしばマッサージに行くのだが、あくまでも「対症療法」であり、マッサージをしてもらって暫くの間は調子がいいが、疲れが溜まったり、睡眠不足になると、また、同じ症状が出て、マッサージに行くことになる。当然、かなりの出費を伴う。

何とかならないものかと思っていたところ、「腰痛」持ち且つ「頭痛」持ちの妻が、暫く前からリハビリ治療に通っている整形外科に一緒に行ってみる?ということで、半信半疑で行ってみた。

そこで、首のレントゲンを撮ってもらったところ、骨が湾曲しており、また、椎間板もやや減ってきているとのことで、定期的に治療に通った方がよいと勧められた。

また、僕がお世話になっているマッサージ師に言われた僕の「筋肉」の話をしたところ、「なるほど」と思わされる話をしてくれた。

そのお医者さんは、筋肉をゴムに例えて説明してくれたのだが、若い頃は、ゴムを「太くする」ための運動をする(そういう鍛え方をする)が、年をとってくると、「ゴムの収縮が良くなる」ための運動をすることが必要(効果的)だという。

つまり、筋肉の絶対量を増やすのではなく、筋肉の「質」を高める努力をすることが、理に適っているということだろう。

それには「ストレッチ」が大切とのこと。マッサージ師の方も同じことを言っていた。

確かに、暫く前に久しぶりにストレッチをしたところ、以前はとても柔らかかった身体が、信じられないぐらい固くなっており、愕然としたことがあった。

すべての辻褄が合う。

ところで、ストレッチの話は「筋肉」に限らず、「仕事の仕方」や「努力の仕方」にも言えるように思う。

事実として、ここ2~3年前から体力の衰えを感じるし、30代の頃のような我武者らな働き方は出来なくなっている。

そうなると、仕事をする「時間」や仕事そのものの「量」を増やすのではなく、より「効率的」に仕事をすることや、仕事の「質」を高める努力が重要になる。

そして、そのためには「仕事におけるストレッチ」が大切である。

つまり、常に、仕事の「内容」を見直し、「優先順位」を明確にし、「不必要なものは思い切って捨てる」ことが必要である。

「戦略」とは「戦いを略す(省く)」ということであり、何をするか?よりも「何をしないか?」が大切であり、残された「時間」も「体力」も少なくなってきていることを考えると、自分がやることと、やらないこと(捨てること)を明確にしていくことが、よりいっそう大切だということである。

整形外科でリハビリ治療を受けながら、そんなことを考えていた。

僕の時間の使い方が下手なせいもあるかもしれないが、何かを成し遂げようとすると、「人生は短い」。