定額給付金

麻生内閣の「肝いり?」政策である「定額給付金」の通知書が本日、届きました。

僕と妻が、それぞれ「12,000円」ずつ、僕らの子供が「20,000円」。合計で「44,000円」が給付されるそうです。

たしかに、それなりの金額です。

しかし、です。

これって、結局は、我々が支払っている「税金」の還付のようなものですよね?

いえいえ、それなら「健全」ですが、政府(つまりは国民)の借金が「GDPの約2倍」もあるわけですから、「給料の前払い」のようなものです。

それも、何世代も先の世代が収める「税金」を原資としてのです。

因みに、このままの出生率でいくと、2030年には、日本国民の「3人に1人」が「65歳以上」の高齢者となるそうです。

つまり、「納税者」の人口が大きく減ることを意味します。

では、「前払いの給料」は、どうなるのでしょう?

僕はエコノミストではないので、よく分かりませんが、公共サービスを賄うには、納税者ひとりあたりの負担は相当な額になると思われます。

北欧の国のように、高い税率でも、それに見合った公共サービスが提供されれば問題はないとも言えますが、日本がそのような社会になるとは、にわかには考えられません。

すると、支払っている税金に見合わないサービスしか受けられない、つまり、税金を搾取されるだけの社会になってしまうと、優秀で且つ「外国語ができる若い人達」は、海外に移住してしまうのではないかと思います。

だって、自分たちの責任でそのようなことになるわけではないですから。

そうなると、日本の「税収」は、ますます落ち込むことになり、日本は、破綻の道へ進むという「悪夢」が頭を過ります。

僕は、確定給付金のような政策(それに伴う書類の印刷費、郵送費、銀行振り込み等の経費は、数百億円にのぼるそうです)を実行するよりも、まだまだ手をつけ切れていない、「利権の巣窟」である「特殊法人」等の解体・改革に取り組み「無駄な税金の支出を削減する」方が、「圧倒的に優先順位が高い」と思います。

とにかく、早く総選挙を行い、新しい政治体制を創りたいと思います。

現実的には、次回の総選挙だけで、それが実現されるとは思えませんが、小沢さんの善し悪しは別として、政権交代を実現させることにより、日本社会に「変化」を起こすことの効果は、それなりにあると思います。

さて、そろそろ、GWです。

皆さんは、定額給付金、どのように使われますか?