生命保険はだれのものか?

副題として「消費者が知るべきこと、業界が正すべきこと」という本を、ライフネット生命保険の出口さん(社長)が書かれた。

「正すべきこと」というひと言に、出口さんのアントレプレナーシップを感じる。

オポチュニティ(チャンス)に目を向けるのではなく、リスク(危険)を冒さない空気が漂うこの国において、「58歳」にして「ベンチャー企業」を創業し、60歳(還暦)にして、生命保険の免許を���得した人(出口さん)がいるのである。

56年ぶりの規制緩和(損害保険)とインターネットの普及を材料に、渡辺さん達と立ち上げた「自動車保険の見積り比較サイト(保険スクエアbang!)」等の「新興勢力」により、それまで「一律横並び=業界保護」だった自動車保険は、格段に安くなった。

ライフネット生命保険の出口さん、岩瀬さん達には是非、「生命保険」業界を「変革」していって欲しい。