何の試合をしているのか?

さて、前回のエントリーで前振りした「何の試合をしているのか?」というひと言は、今年7月に福岡で行われた「Asia Innovation Initiative」というカンファレンスで、地元の起業家と出井さん、スタン・シー氏とのセッションでの出井さんの言葉である。

要するに、自分たちの「事業」を、どう定義するか?という意味である。

それによって、競合も違ってくるし、研究するマーケットも違ってくる。当然のことながら、自社の「強み」と「弱み」も違ってくるし、採用を強化すべき人材も違ってくる。

僕が何故、出井さんのひと言を思い出したのか?というと、今の僕に必要なのは、まさしく、その質問に対する答えを考えて、答えを出すことだと思ったからである。

インタースコープの頃は、それなりに、自社の事業を定義していたと思うが、マクロミルや、結果的に合併したインフォプラントと比較すると、それが曖昧だったと思う。

当たり前のことであるが、フォーカスがあまければ、ピンボケした写真になる。

事業にも同じことが言える。

そして、「人生そのもの」にも。

いったい、僕の人生は「何の試合」なのだろう?

その問いに答える必要性を強く感じている。

それが明確であれば、意思決定は簡単になる。

それが曖昧だから、迷うのである。

さすがに、もうそろそろ、この問いに対する明確な回答を出そうと思う。