「新たなる挑戦」。

先週土曜日のアレン・マイナーさんの壮行会で、アイスタイルの吉松さんと会った。僕の子供に優しく話しかけてくれていた。

その吉松さんも言っていたが、日本のネットベンチャー(ムーブメント)を育成してきたと言っても過言ではないアレンさんが日本を離れるというのは、一つの時代が終わったという感じがしてならない。

ネットエイジがngi group になったことも、マクロミルやカカクコム、サイボウズなど、創業経営者あるいは初期の経営者が退任し、新しい経営体制に移行したことなど、1990年代後半から始まったネットベンチャーシーンは、ここ2~3年で、ひとつの区切りを迎えたことを実感する。

そのような「区切り」というか、次の「フェーズ」を感じさせる出来事として、ネット系のビジネスをしている人なら誰でも知っているであろう「NIKKO」がGMOインターネットの連結子会社となり、その創業者の加藤順彦氏が、この8月の定時株主総会で取締役会長を退任されるというご案内を頂いた。

その加藤氏の「次の挑戦」は、シンガポールにてスタートするらしい。

そして、加藤氏が創業に加わった「パンアジア パートナーズ」の代表パートナーは、ボストンコンサルティンググループからインデックスの社長に転じた「椿さん」だという。

椿さんには、僕と山川さんとでインタースコープを創業する際に大変お世話になったし、ウェブクルーの事業に関しても色々とお世話になった。

世の中は狭いというか、何かの縁を感じる。

そして、自分の役割を演じ切った人が、こうして「新たなる挑戦」を始められることは、とても素晴らしいことだと思うし、僕自身も、とても勇気づけられる。

椿さんや加藤さんの「新たなる挑戦」を、心から応援したい。