「遠回り」な人生。

ドリームビジョンでは現在、ウェブサイトのリニュアルを進めている。

現在のウェブサイトは、創業間もない頃、お金も人も限られているなかで何とか製作したものだが、いったい何屋なのか?が分からないサイトになっており、このままではいけないと思っていた。

でも、人もお金もノウハウもなく、不本意ながら、そのままにしてきたというのが本音である。

今でも、それほどお金も人手もあるわけではないが、それでも「継続は力なり」とはよく言ったもので、この1年半でコツコツ積み重ねてきたことが、僕らの強みやノウハウとして育ってきていることを感じている。今回のリニュアルを依頼している会社の方々からも、そのことをご指摘頂いている。

さて、今日は、そのウェブサイト・リニュアルに向けて、メンバーの写真撮影を行った。

インタースコープ時代にも、何度かウェブサイトのリニュアルをしてきているが、考えてみると、プロのカメラマンの方に写真を撮っていただいたのは、今回が初めてだった。そんなわけで、今日は小学生にとっての運動会のように、何だかそわそわ���た気分だった。

ところで、僕は28才で起業したが、最初の会社は9年間、泣かず飛ばずで、「企業経営」らしくなってきたのは、2000年3月に、36才でインタースコープを創業してからだ。

ドリームビジョンに関しては、まだまだ軌道に乗ったというには程遠いレベルであるが、創業から1年半が経ち、何とか少しずつ手応えを感じている。僕の今までの経験則で言うと、来年が正念場だと思っている。いよいよ勝負の年である。

話しは変わるが、先々週、オークセールの福島さんという方と食事をした。

水天宮前にある彼の会社を訪問し、社内を案内していただいた後、人形町の方に数分ほど歩いたところにあるお店に連れて行っていただいた。

そこで、僕がインタースコープを退任しドリームビジョンを創業した理由や、その頃の話をしていた時、苦労を経験してきた人でないと分からないタイミングで、「そうなんですよね。守っちゃいけないんですよね。攻めないと。でも、守っちゃうんですよね」と、間髪入れずに言葉を返してきた。

僕は、「ああ、この人は分かっている人だな」と思った。

まさにそうである。「失敗」が怖くなると、ついつい手が縮こまってしまって、守りに入ってしまう。そもそもがベンチャー(冒険)なんだから、守っても勝ち目はないのに。人間は弱いのである。

今日の写真撮影をしながら、福島さんとの会話を思い出した。

こうして振り返ってみると、僕の人生は「回り道」というか、「遠回り」な人生のような気がする。でも、「遠回りな人生」は、本人が思ってもいないところで、価値を醸成してくれるような気がする。

ゴルフに関しても、100を切るまでにも、90を切るまでにも、随分と長い時間を要した。でも、それだけに、100を切った時も、90を切った時も、とても嬉しかった。

そう言えば、高校も中退し、翌年、再受験したりもした。

ところで、近いうちに、創業メンバーと言ってもよい、泉谷と松本のことを紹介したいと思う。

本当は、もっと早くにふたりのことを紹介したかったのだが、タイミングがつかめずにいた。

ドリームビジョンのウェブサイトのリニュアルに合わせて、彼らとの出会いや彼らの魅力を披露?したいと思う。

乞うご期待!!!