己を知り、足るを知り、終わりを知る。

ライフコーポレーションという首都圏と関西圏で食品スーパーを展開している企業がある。僕の家の近所(中目黒と渋谷)にも店舗がある。

創業者の「清水信次」会長(80才)は1年前、40才年下の三菱商事出身の岩崎高治氏に社長を譲った。

その清水氏の言葉が今朝の日経新聞に紹介されていた。

「己を知り、足るを知り、終わりを知る」。

とても深い言葉だ。

昨年6月1日。ドリームビジョンの設立を記念してマネックスの松本さんをゲストにお招きし、渋谷セルリアンタワー東急ホテルで「トークセッション」を開催した時、松本さんが言っていた「I know my limitation.」という一言を思い出す。

人生には人それぞれの「旬」がある。1度の人もいれば、2度3度とある人もいると思う。

複数回の「旬」を持てる人は、マーケティング的に言えば、自分自身の「リポジショニング」が出来る人だろう。

でも、必ず「終わり」が来る。

僕は今週で「44才」になる。

初めての起業から16年。インタースコープを創業してから7年。既に後半戦に入っているのは間違いない。

僕の妻が先日、こんなことを言っていた。

「平石さんは、いつまで仕事をするんだろうね?」。

彼女は昔の名残で今でも僕を「平石さん」と呼ぶ。

彼女の質問を聞いて、改めて「人生は短い」と思った。

極めて月並みだが、一瞬一瞬を大切にしたい。

仕事もゴルフも友人との交流も、そして、子育ても。

追伸:今週の土曜日もゴルフに行く。80台を出したい!!!