まあ、ええか。

テン・スターズ・ダイニングという会社をご存知の方はいるだろうか?

大坂出身の吉田さんという方が経営されている飲食業の会社である。その吉田さんに、Y-CUBEという会社が主催するセミナ-でお会いした。

1953年生まれで現在53才、笑顔がとてもステキな方だ。もうひとり、僕の目標とする人ができた。

その方は、26才の時、大坂でお好み焼き屋を始めた。900万円を親から借りて。でも、半年で潰してしまったという。

しばらくして、単身上京し、27才の時に「原宿」でリベンジを企て、「お好み焼き屋 TEN」という店を出し、成功した。

その後、業態を「鉄板焼き」に変更し、今では10店舗(だったと思う)の店を経営している。

その吉田さんが会社案内の表紙に「まあ、ええか」と書いている。

いままで、いくつも失敗してきたけれど、いつも笑っていたそうだ。「まあ、ええか」と言って。

「楽しいから笑うやなく、笑うから楽しくなる。楽しかったら、何とかなりますもん」。

明るい性格の持ち主なのだろう。羨ましいと思う。

そして、こうも書いている。

「ぼくは親父の金で商売始めた。今度は、ぼくがみんなの親父になる番や」。

「僕は、ボンボンやったから親に借金して保証人になってもらって、この会社をはじめた。それを今度は、みんなのために、ぼくが親父の代わりになろう、と思っています」。

こんなふうにも言っている。

その前に、まだまだ頑張らないといけませんが、僕もはやく、そんな親父になりたいと思う。