愚直な実践は、優れた戦略を凌駕する。

2年連続賞金王の「片山晋吾」選手が、昨日の最終日、コースレコードと自身の最少ストロークを更新して逆転優勝をした。今シーズン3勝目である。

彼は僕と同じぐらいの身長で、体格に恵まれているわけではないが、かなりストイックに筋力トレーニングに励んでいるとのことで、体重は僕よりも10キロ近く多い。

新聞で読んだ彼のインタビュー記事に「2001年以来の年間3勝であるが、あの時とは価値が違う(今回の方が価値がある)。当時は打てない球が打てるようになり、飛距離も伸びた」という発言があった。

数字には表れない価値があり、そして、その価値が「数字」を支えていることだろう。

そう言えば、僕が最近よく読んでいるブログにベンチャーキャピタリストの辻さんという人のものがあるが、

「決めたことを実行する、という愚直な実践は、優れた戦略を凌駕する。愚直な実践を通して、ビジネスモデル(儲かる仕組み)は磨かれていく」

と書いている。

今までの僕はこの部分の努力が足りない。

身内の話しで大変恐縮であるが、僕の妻は30才を過ぎて大学に編入し、更には大学院に編入したが、その課程での2度の受験期間中は、毎日12時間も勉強をしていた。

そして、英語が大の苦手だった彼女が、今では英語の原書を読んでいる。

人間、努力に勝るものはないということだろう。

こうして書くことは誰にでも出来るが、実際に自分を律するのは簡単ではない。