ODS時代に一緒だった方で、現在はデザインクエストという会社を経営している山内さんという方から、こんなメールを頂いた。
「それにしても平石さんのブログには感心させられます。内容そのものもさる事ながら、殆ど毎日書き続けるその力(何力と言えばいいのか分りませんが)に驚いています。このような精神的な持続力はどこからくるものなのか、ほぼ毎日書き続けるのは何故なのか?話が楽しみです」。
実は、日頃から大変お世話になっているお礼を兼ねて食事をご一緒することになっており、そのメールのやり取りで、こんなことが書いてあった。
その答えは、それが「僕の仕事」だと思っているからだ。
このブログで書いたことがあるかどうかは覚えていないが、僕は「かなり運が強い」と思っている。
今までに幾度となく「もうダメか?」と思ったことがあるが、その度に、小指の先か爪先かは別として、辛うじて踏み留まってきた。
2003年11月、ある出来事がきっかけとなり、何故、自分は「運が強いのか?」を考えたことがあった。
僕が辿り着いた答えは、もし、この世の中に「神様」と呼べる存在がいるとしたら、「神様」が僕に「運」を授けてくれるのは、僕が頑張ることによって、僕を知っている僕よりも若い人達が「自分も頑張ろう!!」と思い、実際に頑張るからではないか?ということだ。
三木谷さんや藤田さんレベルになると「あの人達は自分とは違う」と思われてしまうかもしれないが、僕にできることであれば、自分も頑張ればできる筈だ!!と思う人達はたくさんいるように思う。
そして、困難にめげずに頑張っていくことが、自分の「使命(ミッション)」だと思うようになった。
以前の僕は色々なことで悩むタイプだったが、それ以来、あまり悩まなくなった。悩んでも、3日で吹っ切れるようになった。
それは、その困難に「意味を見出そう」とするようになったからである。神様は何故、僕にこの試練を与えたのか?ここから何を学べと言っているのか?と考えるようになった。
昨日のエントリーにも書いたように、僕自身が辛かった時、セナやカズや伊達公子が頑張る姿をみて挫けずにやってこれたように、僕という人間の生き方をギリギリのところで書くことにより、ひとりでも多くの人に「勇気と自信」を持つ「きっかけ」を提供できたら幸せだと思っている。
「夢は実現する」と言っている以上、その僕が自分の夢を実現させなければ、「ほら、やっぱり『夢』なんて実現しないでしょ!?」となってしまい、僕自身とその言葉の説得力がなくなるだけでなく、「夢を実現しよう」と一生懸命に頑張っている人達までが、その存在意義を疑われてしまう。
僕は、そういう責任を負っていると思っている。