第10回 江原 理恵氏 vol.1 (1)

第10回 江原 理恵氏 vol.1 (1)

世界的な経済金融危機が続く中、数ヶ月ぶりに日経平均が1万円を超え、少し明るさを取り戻しつつあるかに見える日本社会だが、少子高齢化や財政赤字、政治におけるリーダーシップの欠如等、明確な将来ビジョンが描けず、若者の保守化が危惧されている。

さて、「挑戦する生き方」最終回の今回は、そんな時代においても、しなやかに、そして、強い意志をもって、「女性起業家」としての人生を歩んでいる江原理恵さんを紹介したい。

仏具店で学んだ「商売の基本」。

江原さんのお父さんは五人兄弟の三男で、ご長男が山口県の実家を継ぎ、次男の方が大分県、そして、三男である江原さんのお父さんは広島県でと、それぞれが「競合しない」ようにというお祖父さんの方針により、別々の場所で後を継いだ。

知り合いも身寄りもない広島でのスタート故、創業当初はとても苦戦されたそうで、江原さんが小学生の頃は、「お店が忙しいというイメージはあまりなかった」そうだ。

しかし、ある時、コンサルティング会社を活用して、お店も移転、営業方法も変更したことを契機として、仏具店は大きく成長した。

その過程を見ていた江原さんは、「やり方ひとつで同じ商売がまったく変わる」ことを学んだ。

それが、江原さんの起業家としての原点だったのだろう。

写真:江原 理恵 氏

「小さい頃から、家族で店を手伝うというのが当たり前の
生活を送っていました」。

江原さんのお父さんは五人兄弟の三男で、ご長男が山口県の実家を継ぎ、次男の方が大分県、そして、三男である江原さんのお父さんは広島県でと、それぞれが「競合しない」ようにというお祖父さんの方針により、別々の場所で後を継いだ。

知り合いも身寄りもない広島でのスタート故、創業当初はとても苦戦されたそうで、江原さんが小学生の頃は、「お店が忙しいというイメージはあまりなかった」そうだ。

しかし、ある時、コンサルティング会社を活用して、お店も移転、営業方法も変更したことを契機として、仏具店は大きく成長した。

その過程を見ていた江原さんは、「やり方ひとつで同じ商売がまったく変わる」ことを学んだ。

それが、江原さんの起業家としての原点だったのだろう。