第06回 保坂 高広氏 vol.2 (2)

第06回 保坂 高広氏 vol.2 (2)

「起業」への関心。

「以前から起業には興味があって、早稲田には起業に関するゼミがあると、以前から親交があった女優の山口もえさんの旦那さん(尾関茂雄さん)から聞いていて、それもあって早稲田に入りました。早稲田(MBA)に入った年に、沖縄に尾関さんの仕事を手伝いに行ったんです。そこで、彼から起業の話を聞いて、ますます起業に興味を持つようになりました」。

「僕は講演会みたいなものが大好きで、MBAでのものは欠かさず出ていました。ミクシィの笠原さんとか、結構いろいろな人が来ていました。『人の話を聞いてどうするの?』と言う人もいますよね。でも、僕は好きなんです。刺激になって。エッセイを読むとかも好きで、藤田さんの本も読みました。ああいう人が、どうやって起業したか?とか、おもしろいですね」。

写真:保坂 高広 氏

マメで固くなっている右手の拳。

話は変わるが、「住商グループ時代の先輩が、『知識って忘れるぜ。しかも、(必要な知識というのは、時代と共に)変わってくよ』と言っていたので・・・」という発言のとおり、彼は知識を学びにMBAに行ったのではなく、「生き方」やビジネスの世界で「挑戦」している人のエッセンスを理解するために、そして、同じような「生き方」をしている人達とのネットワークを構築するために、高いお金と貴重な時間を投資して、MBAに行ったのだろう。