10年後、八戸を人口100万人の都市にする。

それが、今日(厳密には昨夜)のMTGで大谷さんと決めた定量目標である。何事も「数値化」することにより、物事は前に進む。

因みに、現在の八戸の人口は「30万人」だそうだ。郡山は「32万人」。同じような規模だ。

10年後の目標を達成するためには、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後、3年後の目標が大切だ。まだ、曖昧なままだが、そのことも議論した。

何事も「具体的にイメージ」できれば、半分は実現したようなものだ。あと半分は、行動するかどうか。チャンスは鷲掴みにする。

大谷さんにひとつ、リクエストをもらった。「平石さんには将来、八戸に住んで欲しいんですよ」。

「そのためにも、生活インフラが必要なんですよ。八戸を、ゆくゆくは東北を、カッコ良く、独自の文化がある知的で洗練された地域に、東北出身であることを誇りに思えるようにしたいんですよ。子供に最先端の教育を受けさせられるような機能もある地域に。東京生まれで東京育ちの育菜(妻)を説得するためにもね」。

僕の妻はインタースコープの創業メンバーなので、大谷さんは僕の妻のこともよく知っている。

「夏の間だけ八戸に住むとかね(平石)」。「それがいいんじゃない(大谷)」。

お互いに40代も半ばになっても、こうして「夢」を語り合えることは幸せである。

そして、本気で夢見たことしか実現しないのである。

「八戸」を日本のシリコンバレーにする!!!

インフォプラント創業者の大谷さんとは、もう長い付き合いになる。

共同発起人として、2002年2月13日に、記念すべきインターネットリサーチ研究会(IRJ)を設立し、一緒にインターネットリサーチ業界を創ってきた同志だ。

その大谷さんが、生まれ故郷の青森県の八戸市を、日本の「小」シリコンバレーにすることを目標にしたというメールをくれた。

八戸市の太平洋側の海岸にある牧場を利用して、自然を極力活かしたまま、エコ・オフィスや産学連携の事業をやろうとして、八戸市に働きかけている。

1ヶ月前に大谷さんと久しぶりに会った時にその話は聞いていたが、先程のメールに添付して送ってくれた資料をみて、何とも言えない「高揚」を覚えた。そして、「僕にも手伝わせてくれ!!!」とメールを返したところ、「それは心強い。『小』を外します!!!」という返事が来た。

前回会った時、年明け1月9日に八戸の現地に視察に行くことを約束していたが、送ってもらった資料を拝見して、大谷さんが考えている構想のスケールの大きさとその現実味が伝わってきた。以前から感じていたことだが、大谷さんは本当にスケールの大きい人である。

彼の描く壮大なビジョンは、ドリームビジョンとして実現したいこととも共通する部分が多く、僕も一枚、かませてもらうことにした。

10年後、「あいつらが言っていたことは嘘じゃなかった」と言われるように頑張ろう。

今回のことは話しがデカイので、そうそう簡単ではないことは重々承知しているが、今でこそ当たり前のようになったインターネットリサーチにしても、僕らが始めた頃は、一部の学術系の方々からはこっぴどく罵倒されまくっていたわけで、本気でやろうとすれば、なんとかなるものである。

たまたま「八戸」という場所に生まれただけで、最先端の技術や情報に接する機会がないのは残念極まりないので、そのハンディを無くしたいというのが、大谷さんの想いである。

同じ「東北出身」の僕には、彼の想いがよくわかる。

久しぶりに楽しくなってきた感じである!!!