新型コロナウイルスと57歳の誕生日。

新型コロナウイルスと57歳の誕生日。

昨年の誕生日はグアム、一昨年の誕生日は初めてのハワイ島で迎えた。そして、今年はシンガポールで迎えるはずだった・・・。期せずして、57歳の誕生日は、忘れようにも忘れられない誕生日になった。

何年か後に振り返った時、我々はこの未曾有の危機をどう位置づけるのだろうか? その前に、人類は、何としても、この新型コロナウイルスに打ち勝つ必要がある。

新型コロナウイルスに関する日々の報道は、9年前の「3.11」を思い出させる。3.11の時は物理的に甚大な被害があり、そのリアリティを否応なしに受け入れざるを得なかったが、今回はウイルスという「Invisible」な存在であり、我々はそのリアリティ(深刻さ)をなかなか受け入れられずにいるようにも思う。

しかし、志村けんさんの死は、新型コロナウイルスに対する認識を大きく変えただろう。

日本は、欧米の都市と比較すると、まだ持ち堪えているのかもしれないが、数週間後、東京が New York のようにならない保証はどこにもない。大学生の頃、初めて訪れて以来、かれこれ30回は訪問しており、東京の次に詳しくなった僕が大好きな New York は、見るも無残な状態になってしまった。これは対岸の火事ではない。

科学的な根拠はどこにもないが、僕は、これは自然界から人類に突き付けられたメッセージなのだろうと思う。これからもこの地球上で平和に生きていきたいなら、もっと謙虚になれと・・・。

ところで、シリアスなことを書き連ねたが、新型コロナウイルスの副作用で(お陰とは絶対に言えないが!)、ここ1ヶ月は、二人の子どもたちと過ごす時間が圧倒的に増えた。今日から小学校3年生になった次男は、プレ・スクールのようなところに通っており、四六時中、自宅にいるわけではないが、夕食はほとんど毎日、家族四人で食べている。

仕事の面では、ドリームビジョンの投資先の一社で、スーパーマーケット等の店内で野菜を栽培・販売する、Infarm というベルリンのスタートアップの日本法人を2月27日に設立した。JR東日本からInfarm本体にご出資いただき、紀ノ国屋でのローンチが決定した。そのアナウンスをした思ったら、新型コロナウイルスの影響で予断を許さない状況になった。しかし、この状況下にあっても、ローンチに向けて、準備を進めている。

世界はこの危機を克服できる!強い心を持ち、この難局に立ち向かおう!