今日はお世話になった方々にご報告があります。
色々と考えるところがあり、この6月末日を以って、株式会社サンブリッジグローバルベンチャーズの代表取締役社長を退任することにしました。
2011年1月。約2年半ぶりにサンブリッジ創業者のAllen Miner と再会したことがきっかけとなり、その年の3月から、株式会社サンブリッジの日本でのベンチャー投資およびインキュベーション活動再開の責任者となり、2012年1月には、サンブリッジから会社分割にて、サンブリッジ グローバルベンチャーズを設立しました。
サンブリッジに関わって6年3ヶ月、グローバルベンチャーズを設立してから5年半、長かったような短かったような時間でした。
2000年3月に創業し、2006年3月に経営から退き、2007年2月にヤフージャパンに売却したインタースコープとほぼ同じ時間が過ぎたのかと思うと、言葉にできないものを感じます。
グローバルベンチャーズは、苦労の連続でしたが、今までとは異なり、先人が残したものを引き継ぎ、それを発展させていくというのは初めての経験であり、多くのことを学ぶことができました。
今まで、社内外ともに、影に日向に、私を支えて下さった皆さんに、この場をお借りして、心からお礼を申し上げます。
昨年の暮れ頃から今後のことを色々と考えるようになり、今年3月で54歳になった現実と向き合うと、人生に残された時間はあまりなく、一方、終わっていない宿題はたくさんあることを改めて思い出しました。
本当に、終わっていない宿題を終わらせる気があるのであれば、自分の人生の「賞味期限」が残っているうちに着手する必要があり、今回の決断に至りました。
7月1日以降は、開店休業中だった株式会社ドリームビジョンという会社を再始動させ、終わっていない宿題に取り組みます。
少しフライングではありますが、ドリームビジョンのウェブサイトをリニュアルしたので、ご覧頂ければ幸いです。
尚、最後になりますが、Allenおよび経営陣には、今回の決断を理解していただき、また、在任中に組成した3つのファンドの2つは、ドリームビジョンとして引き継がせてもらえることになり、感謝の意を表したいと思います。
「言うは易し行うは難し」ですが、様々な前兆と自分の直観を信じて、賞味期限内に終わっていない宿題を提出できるよう、頑張って参ります。
また、新たな立場で、皆さんとご一緒できる日を楽しみにしています。
2017年6月26日
平石郁生