アメブロからは引っ越したが・・・。

現地時間で土曜日(1/21)の11:55am、今年初めてのサンフランシスコ国際空港に降り立った。ここ数年は、1-2ヶ月毎に海外出張が続いていたので、半年ぶりの国際線は新鮮だった。

ところで、今週の火曜日(1/17)、とある相談で、何年ぶりかで元上司を訪ねた。

20代の頃に働いていた会社でお世話になった方で、彼は僕が生きている世界やI.T.には疎い人だが、人間の本質というか、いつもズバッと核心を突いて来る。今までも人生の岐路に立たされた時には、いつも彼に相談してきた。

人間は誰しも、自分の中に「答え」を持っている。しかし、自覚がないか?言語化できていない人が多い。でも、それは、他人に話すことで、自然と言語化され、自覚するようになる。

今となっては「死語」だが、80年代、バブルの頃、「私と仕事とどっちが大事なの?」というフレーズが一世を風靡?した。

たしかに、物事には何事も「トレードオフ」な側面がある。ある日のある時間に、キレイな女性と食事をすれば、その間は仕事はできない。

しかし、そういうことではない。前提条件、判断基準を設ければいい。

起業して成功している人(音楽家やアスリート等も)は誰でもそうだと思うが、公私という区別があまりない(と思う)。たしかに、子供の入学式に参列すれば、その時間は会社には行けない。でも、職業と自分の人生を本質的なところで一致させれば、何を優先させるべきか?迷うことは無くなるはずだ。

仕事と私生活を分けて考えるほうが無理がある。自分という人間はひとりしかいないわけなので、仕事だろうが私生活だろうが、その時の自分にとって最も大切なことを優先するしかない。

自分の人生にとって「最も重要なこと」は何なのか?

「シーモアさんと、大人のための人生入門」というドキュメンタリー映画をみて、自分自身のことを考えた。

一流のピアニスト(演奏家)を目指すのなら、先人が書いた名曲を弾くだけでなく、自分でも作曲した方がいい。彼はそう言っていた。

僕の場合、「新しいことに挑戦する」「困難なことから逃げずに、挑戦する」「成功すれば勿論だが、仮に失敗したとしても、その課程を、尊敬でき、信頼できる人たちと共有すること」ができれば、幸せだ。

ところで、スターバックスが成功した理由のひとつは、「かぶる帽子をひとつにする」というポリシーにあるという。

自分を誤魔化しながら生きていくのは辛い。でも、失敗しても構わないと思えるほどの何かが無ければ、人は自分を誤魔化し続ける方を選ぶのだろう。得たいものが得られなくても、失うものも無いから・・・。

でも、実は、可視化できない大切なものを失っている。勿論、霞を食っては生きていけないが、砂時計の砂は確実に落ちていく・・・。おカネは取り返せるが、時間は取り返せない。命は永遠ではない・・・。

アメブロに書いたままじゃなく、そういう自分も、そろそろ、終わっていない宿題を片付けないとね。