「忙し過ぎる時」の処方箋。

先々週末と先週の月曜日は、妻が学会出張で留守。子供2人の面倒を看るのでヘトヘト。

そのまま火曜日は「大阪出張」で、大阪市が運営する「Osaka Innovation Hub」というインキュベーション施設のオープニングイベント。

Telepathy One を開発中の井口さんが「本邦初公開!」で、実機を持ってきてくれて、参加者の中から抽選で10名の方に Telepathy One の体験をプレゼント!

その日の最終で東京に帰り、翌日は、ベンチャーキャピタリストが個人投資家や機関投資家等に市場動向や自社の戦略をプレゼンする「VCLP」なるセミナーで講演。

水木金は、アポのラッシュで時間が取られ、メールをチェックする時間もない。

そうこうしているうちに、日頃、泊まりがけの出張などなく、慣れないスケジュールで疲れたのだろう、土曜日は、妻がダウン・・・。

さすがに僕も、平常心を保つのが難しくなる。

でも、焦っても急いでも、状況が改善するわけではない。

そう言えば、NHK教育テレビの子供向けの番組で、こんな歌がある。

「走っても歩いても、地球のスピードは同じです。焦ってものんびりでも、ちゃんと明日は来るんです。急ぐ時ほど口笛吹こう。悲しい時ほどにっこり笑顔。幸せはいつも後ろから追いついてくるよ。
だからここらでそよ風を。青空を。ちょっと深呼吸」。

こうしてブログを書くことも、心の整理になり、「前向きな諦め」の境地になる・・・。

さて、ひとつひとつ、仕事を片付けよう!!

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「本番」はすでに始まっている。

長男の保育園友達のお母さんから誘われ、お気軽に始めたヒップホップだったが、本格的な発表会(公演)に「出演」することになった。

わざわざ「出演」と書いたのは、出演者として、パンフレットに顔写真と一緒に小学2年生の長男の名前が掲載されるからである。

そもそもは大人の人達がメインの発表会で、子供のクラスは彼らだけ。

練習も本格的で、ゴールデンウィークは、すべてリハーサル。

僕自身、子供の付き添いでリハーサルに来て初めて、その本格さを知り、驚いた。

振付けの先生、演出を担当される方などなど、さながらミュージカルの舞台裏を見に来たような感じである。

出演される方々はセミプロなのだろうか?普通の会社員とは思えないオーラがある。

みんな、真剣そのものであり、ダンスが好きだということが、見ている方にビシビシと伝わってくる。

現在、2度目の通しリハの最中だが、本番よりも、この瞬間にこそ、意味があるように思う。

結果がすべてというが、むしろ「プロセス」にこそ意味があるし、プロセスを「共有」することに「価値」があるのだろう。

僕らが実施しているシリコンバレーでのピッチコンテストでも、一緒に行ったメンバーの中に必ず、「同窓」意識のようなものが生まれている。

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大阪のアイデンティティを「再構築」する。

今年のGWは毎日、長男のヒップホップ発表会のリハーサルがあり、スタジオまでの送迎の「付き人」と化している。

皆さんは、どんな連休をお過ごしだろうか?

ところで、最近はエスカレーターに乗った際、無意識に「右側」に立とうとすることが多くなった。

昨年10月からほぼ毎週、大阪出張に行くようになった影響だ。

そう。大阪では、東京と異なり、エスカレーターでは右側に立つ。

「文化」というものは「社会構造や経済」に「大きな影響」を与える(そもそもの関係は逆なのだろう)ことを踏まえれば、大阪はもっと「東京から自由になる」べきである。

古くは大前研一氏が、最近は橋下市長(大阪市)も主張されているように、中央集権を改め、道州制を敷き、地方分権を進め、各地域の特徴を活かすべきだ

申し上げるまでもないが、その際に必要不可欠なのは「財源」であり、税制改革と併せて、産業構造の再構築が必要である。

大阪市から委託され、昨年から僕たちが取り組んでいるプロジェクトは、昭和の高度成長期の遺産から脱却できず、かれこれ20年にも渡って続いている大阪経済の「地盤沈下」を食い止め、東京に依存しない、大阪独自の経済基盤を「再構築」するという、気の遠くなるような仕事である。

そのためには、大阪という都市の「アイデンティティの再構築」が必要不可欠だと考えている。

実際には、様々な政策や施策を積み重ねていくプロセスの中で、結果として「新しい大阪のアイデンティティ」が醸成されていくのであり、現時点で決められるものではないが、大阪らしさというものは必ずあるはずだ。

ところで、4/26(金)、大阪 Grand Front なる街区が開業した。

その中に、Knowledge Capital というエリアがあり、僕たちSunBridge Global Ventures の大阪インキュベーション・オフィスも、その中に引っ越した。

地元に固執することなく、国内外から「異端児(異能の持ち主)」を呼び込み、彼らの才能を存分に発揮してもらうための支援をし、起業やイノベーションが生まれるためのエコシステムを創造したいと思っている。

言うほど簡単なことではないことは重々承知しているが、数年後、「あいつら、なかなかやるじゃん!」と言われるような仕事をしたい。

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