日本人がもっと海外で活躍するには、何が足りないのだろう?

何とか無事、ロンドンに到着。

昨日はホテルにチェックインした後、Twitter で知っていた Oxford University で博士課程に通っている方と合流し、ロンドンの街を案内していただいた。

実は、その方とアレンがスタンフォード大学で開催された会合で知り合い、ロンドンに来る2週間ほど前に、起業やスタートアップに関するエコシステムに関して、東京でインタビューを受けた。

世の中、色々なところで繋がっていくということを実感。

昨日は、タクシーでバッキンガム宮殿まで行った後、ビッグベンまで歩き、テムズ川を渡り、ロンドン・アイの横を通り過ぎて、Oxford & Cambridge Club なる、両大学のOBOGしか入れない由緒正しき会員制のクラブで夕食をご一緒した。

ロンドン2日目で、まだまだ何も分からないが、米国と比べて街はキレイで、メルセデス・ベンツを数多く見かける。BMWも多い。

僕はヨーロッパの他の都市を知らないが、今まで行った中では、モスクワやサンクトペテルブルクの街並みを小奇麗にしたような感じがする。

米国で言えば、New York のような感じだ。

そうやって考えると、シリコンバレーが特殊ということだ。何もないところに、いきなり Google の広大なキャンパスが出現したりするのは、London や New York, San Francisco ではあり得ないことである。

また、London の街を歩いていると、英語以外の言葉をよく耳にする。観光客が多い。

以前のエントリーにも書いたが、日本も、もっともっと観光客を誘致できるようにしたいものである。

ところで、ロンドンは物価が高く、特に「不動産」は、異常に高いらしい。

街は比較的コンパクトであり、ヒストリカルな建物が多く、日本のようなタワー型マンションは立たないのだろうから、どうしても需要に共有が追いつかないのだろう。

そのような事情からロンドンの不動産は下がらないと思われており(実際、下がらないのだろう)、外国人による「投資」が多いらしい。

Oxford に住む知り合いの家のオーナーは、オーストラリア人だという。

ところで、ロンドン2日目の今日は「LeWeb」in London に参加中。

僕は主に、スタートアップのコンペティション(ピッチコンテスト)を聴いているが、アレンが言っている、「日本人の創造力やイノベーションを行う能力は、シリコンバレーの人たちに決して劣らない」ということを実感する。

ここロンドン(ヨーロッパ)の起業家と比較して、むしろ、日本人のスタートアップの方が優秀だと言っても過言ではないと思う。

残念なのは、日本語でビジネスをしている点だけである。

英語でビジネスができていたら、もっともっと世界の注目を集めているに違いない。

A Global Seed-Accelerator として、その現実を踏まえてどうするか?真剣に考えよう。

ところで、会場を歩いていると「平石さん!」と声をかけられた。

誰かと思ったら、現在は楽天(米国法人)に勤務する本間さんだった。

久しぶりに彼とも話をしたいと思い、メッセージを送ったところ、次のMTGがあるらしく、もう会場を出てしまったとのこと。

日本人がもっともっと海外で活躍できるようにするには、英語力は勿論のこと、他に何が足りないのだろう?

これを機に、真剣に考えてみたい。