DCM伊佐山さんとの3年ぶりの再会。

今回は公私ともに慌ただしくしており、シリコンバレーに来ることを事前に連絡していなかったのだが、facebook のお陰で色々な方からご連絡を頂き、貴重な再会をすることができた。

僕たちのようにネットビジネスの世界に生きている人間にとって、facebook は完全に社会インフラになっていることを改めて実感した。

さしずめ「オンライン掲示板」という感じである。

そんなことで昨日は、DCMというシリコンバレーでも有名なベンチャーキャピタルの伊佐山さんと約3年ぶりに再会した。

伊佐山さんとは、元ソニーCEOの出井さん(現クオンタムリープCEO)が主催されている会合で知り合い、サンドヒルにあるDCMのオフィスを訪ねたことがある。

当時の僕は、思うように行かなかったドリームビジョンの仕事を大きく変え、人材紹介業を閉じる決断をし、今から考えると、どう考えても上手く行くはずのないオンラインメディアを立ち上げた直後だったのだが、その取材でシリコンバレーに来ていた。

僕が立ち上げたメディアは「挑戦する生き方」がテーマで、人生を懸けて何かに挑戦している人の姿を紹介することで、人生を生きる「意味」や困難に立ち向かう「勇気と自信」を持つ「きっかけ」を提供することが目的だった。

伊佐山さんは、僕が取材をさせていただいた後、約3年ぐらい、日本に本拠地を移し、DCMが運営するファンドに日本の投資家から投資してもらうための営業活動をしていたそうだが、「外資」のファンドに出資してもらうことは決して容易いことではなく、とても苦労をされたという。

そんな中で、僕が書いた記事が「自己紹介」ツールとして「とても役にたった」という、嬉しいお話を伺った。

僕は、ドラッカーのいう「イノベーションの7つ機会」と、彼がその中で最も成功確率が高いという「予期せぬ成功」という概念にとても納得しているが、伊佐山さんの話で、ドラッカーの原理を改めて実感した。

元SONY米国法人の本間さんという方からも同じようなことを言っていただいたことがあり、経済的には、少なくとも直接的には、何の成果をもたらさなかったが、それを補って余りある成果があったののかもしれない。

ひとつだけ、自信を持って真実だと言えるのは、どんなことでも「一生懸命」に「取り組む」ことが重要で、今回の再会も、僕が一生懸命に彼のインタビュー記事を書かなかったら、実現していないだろう。

時間はかかるかもしれないし、苦労はすると思うけど、必ず、努力は報われる。

もし、そうでないとしても、努力すらしなければ、絶対にチャンスはやって来ない。

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