Stay Yourself!「予言は自己実現する」。

今年も残すところ、あと3ヶ月。僕にとっては、48年目のシーズンの半分が終わった。

3.11。大地震と大津波、そして原発事故。紀伊半島を襲った台風。東方地方を縦断した台風で、福島県郡山市の実家は、あわや床上浸水(あと5センチだったらしい)。

これだけ集中的に自然災害(原発は人災)が発生したのは、少なくとも僕が生まれてからは記憶にない。

災害ではないが、記録的な「円高」も日本経済に大きな影響を及ぼしている。

ところで、昨夜は、ベンチャーナウの竹内さん、ネットエイジの西川さんと始めたInnovation Weekend の第4回目を開催した。

サイバードの堀さんにゲストとしてご登壇いただき、i-mode時代をサクっと振り返ってもらった後、これからのモバイルインターネットについて縦横無尽に語ってもらった。

この話は以前にも書いたが、法政イノマネの夏期集中講義にゲストとして登壇してもらった「おざーん」や数日前に上場を果たした Klabの真田さん、そして、サイバードの堀さん達を見ていると、起業家なり事業家としての才能では、どこからどうみても敵わないことを再認識させられ、とてもサバサバした気持ちになった。

自分で事業をやっていた頃は、曲がりなりにもインターネットリサーチ業界では「御三家」の一角として認知され、それなりの自負があったが、ドリームビジョンとしては事実上、事業は整理し、エンジェル投資家なり、ビジネススクールの客員教授という立場で彼らと接すると、相手と自分を同じ土俵で比較する必要もなく、素直に自分の器を認識することができるし、彼らの才能を賞賛することができる。

これは、僕にとっては思いがけない幸運な出来事である。

自分は自分のリフを弾けばいいし、プレッシャーを感じる必要はない。

変なプライドや見栄は、さっさと捨てた方が「身軽る」になれるし、「自由な発想」ができる。

ところで僕は、自分にとって「2冊目」の本を書こうと思っている。

タイトルは「破壊的イノベーションの軌跡」。

この先の6ヶ月は怒涛の勢いで過ぎていくだろうけど、何とか頑張って、来年の春先には出したいと思っている。

「予言は自己実現する」。

インタースコープの頃から、将来はベンチャーの「投資育成」事業をやりたいと思っていたが、アレンとの2年半ぶりの再会がきっかけでファンド(厳密にはファンドではないが)を立ち上げ、少額だけどドリームビジョンからも出資し、既に2社に投資を実行。尚且つ、2社とも「グローバル展開」を始めており、日経新聞に掲載され、CNETでは詳細まで書いていただいた。

「捨てる」ことができれば、「新しい」ことが入ってくる。

Stay yourself ! Define your own success !