「自己効力感」と「達成体験」。

日曜日(昨日)は、僕たちの子供の「自転車の練習」で、代々木公園に出掛けた。

昨日の雨のせいで、地面はジトジトと湿っていたが、森林浴をしながら、昼前から3時間ほど自転車の練習をした。

先々週(僕は所用でいなかった)と先週、保育園繋がりのお父さんに自転車の練習に付き合ってもらったお陰で、だいぶ乗れるようにはなっていたが、今日の練習スタート時点では、まだ、それほど長い距離は乗れなかった。

最初は「なんでお父さんは、○○ちゃんのお父さんのように出来ないの!教えるのが下手なの!」と文句を言っていた我が子だったが、お父さんからお母さんに選手交代し、そこそこ乗れるようになると「喜色満面!」。

子供は分かりやすい(笑)。

その後は、僕が練習をみてあげていたが、人間は「誰かに見ていてもらえること(愛情を受けること)」と「自分はできる!」と思えること(達成体験をすること)が極めて大切だということを改めて感じた。

それにより、「自己効力感」が生まれてくるのである。

因みに、この「自己効力感」という概念は、法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科でご一緒させていただいている高田朝子先生(教授)に教わった。

そして、そのことを、僕が担当させていただいている、ある学生に説明したことがあるのだが、彼の研究テーマは(勿論、詳細は書けないが)、どうすれば「児童養護施設」に暮らす子供達に「自己効力感」を育んであげることができるか?というものである。

「児童養護施設」に暮らす子供達の中にも、やれば出来る子はたくさんいるはずである。

本人の責任ではなく、そういう境遇になってしまった子供達に、何とかして手を差し伸べようとしている彼を、僕は応援したいと思っている。