「成長」とは何か?

今日で11月も終わり。今年も残すところ、あと1ヶ月となった。

ところで、つい先日、僕たち家族にちょっと嬉しい出来事があった。

渋谷区が主催する読書感想文ならぬ「読書感想『絵』」のコンクールで、僕たちの子供が「銀賞」を受賞した。

「銀賞」と言っても、ひとりだけでなく、何人かに与えられるものだが、それでも受賞は嬉しいニュースだった。

この「読書感想『絵』」のコンクールは、未就学児(幼稚園・保育園)と小学生の各学年(中学生があったかは、よく憶えていない)に分かれていたが、印象的だったのは、「技術的」な問題はさておき、「絵」そのものの持つ「存在感」や「キャラクター」は、小学生の高学年よりも、むしろ、未就学児の作品の方が優れているように思えたこと。

「絵本」を読んで感じたことを「絵」にするわけだが、既成概念や技術に関する知識がない分、感じたことを感じたまま、自分が描ける描き方で表現しており、そこに戸惑いや躊躇がなく、絵に「生命力」があるというか、その子の「個性」が表現されていた。

僕が未就学児の子供を持つ父親というバイアスがあるのかもしれないが、小学生の高学年になると、技術的には優れていても、「生命力(エネルギー)」が感じられないものが多かった気がする。

「成長」とは何か?を考えさせられた。