「オルタナ3周年記念パーティ」と「揺るぎない信念」。

朝が最高気温で11時頃から寒くなり、小雨も降り出した今日は、僕が超マイナー株主として応援している「オルタナ」というビジネス誌の3周年記念パーティがあった。

創業者で社長兼編集長の森さんのことを知ったのは3年ぐらい前で、新丸ビルで行われた何かのセミナーの時だった。

個性がハッキリしていて人間として魅力がある人だなと思い、名刺交換をしようかと思ったが、縁がある人とは必ずまた会えるはずだという「信念」の僕は、その日はそのまま会場を後にした。

たぶん、その半年後ぐらいだったと思うが、オルタナが第三者割当増資をすることを知り、その説明会に出掛けたのが、森さんとの再会だった。

ご存知でない方のために簡単に説明すると、オルタナという雑誌は「環境とCSRと『志』」をテーマとしたビジネス誌だ。

文字どおり、その「志」ゆえに創刊当初から注目を集め、それなりに読者を増やしてきたが、いわゆるリーマンショック後は「広告スポンサー」の激減により、経営的には大打撃を受けた。

僕は、ひとりのマイナー株主に過ぎないが、森さんとは波長が合い、共同で新規事業を立ち上げようかという話をしていたが、まずは、オルタナの経営を軌道に載せることが先決でしょう!と言い、そのプランは見送ったという経緯がある。

オルタナの3年間(僕が知っているのは2年間)は、文字どおり、「茨の道」だった。

常識的に見れば、もうダメなんじゃないか・・・と思う危機的状況ををことごとく乗り越え、こうして3周年を迎えることができたのは、優秀な編集スタッフと外部協力者、そして、ロイヤリティの高い読者あってのことだが、どん底に合ってなお、オルタナの発行を諦めない、森さんの「強い想い」抜きにはあり得なかったと思う。

3周年記念パーティにお邪魔しながら、元アップル日本代表(現リアルディア社長)の前刀さんに言われた「揺るぎない信念」という言葉を思い出した。

人材紹介業から撤退し、身ひとつになってから1年3ヶ月。

僕はずっとそのことを考え続けてきたが、今日は、そのことの「意味」を目の当たりにした。

最後の最後に頼れるのは、「それしかない」。

シリアルアントレプレナー  「3度目の起業」と「初めての子育て」
★創業者で社長兼編集長の森さん

シリアルアントレプレナー  「3度目の起業」と「初めての子育て」
★3周年パーティ会場内の様子

シリアルアントレプレナー  「3度目の起業」と「初めての子育て」
★編集スタッフの吉田さん