自分の「本能」を信じる。

今日は、某総合商社のある事業部門をMBOして起業したイケメン経営者と会った。

彼が言うには、総合商社の「事業部門」をMBOしたのは、彼のケースが「初モノ」らしい。

ミュージシャンか俳優かモデルかという雰囲気の内側に、物凄い「野心」と鋼(はがね)のような「精神力」を感じた。

僕の知り合いのネットベンチャーの創業者の中にも、彼のような「タフな精神力」の持ち主が何人かいる。

彼らに共通しているのは、ボラティリティが激しいというか、波瀾万丈の人生を歩んでいるということだ。

このまま彼が経営する会社が「順調」に成長するかどうかは分からないが、機会があったら投資したい人物である。仮に、機会はあっても、彼の役に立てるほどのおカネはないけどね(笑)。

尚、彼(が経営するベンチャー)のリスクは、彼の「意志」や「精神的タフネス」と「スピード感」に周囲(組織)がついて来れるか?だと思う。

ところで最近、「スティーブ・ジョブズの流儀 」という翻訳本が出たそうだ。

ジョブスの凄いところは、自分の「本能」を信じるところであり、アップルには「市場調査の予算」は「無い」らしい。

インターネットリサーチの会社を創業した僕が言うのは変な話かもしれないが、帰納法的に考えて「市場」を「分析」しても、イノベーションは起こらない。

必要なのは「直感(閃き)」と、それを「具体化」するロジックと「具現化」するための「執行力」。

「リサーチ」は「直感を検証する」ために行った方が有効である。