民主党、お前もか?

結局は「国債増発」。

頼み?の未来は「人口減」であり、税収が伸びるとは考えにくい。

政治家は、未来に責任を持たない職業か?

心無い「シャッター音」。

惜しくも史上最年少での優勝を逃した「石川遼」選手。

「これだけすがすがしい気持ちになったのは初めて」という名言と共に試合を振り返っていたが、6番のバンカーショットでバックスイングに入った瞬間、カメラ付き携帯電話のシャッター音に「カメラ、止めて下さいね」と言って仕切り直して打ったショットがなければ・・・と、僕が思っても仕方ないか?

でも、もし、その「シャッター音」がなかったら、あのホームランとダブルボギーはなかったかもしれないし、史上最年少チャンピオンが生まれていたかもしれない。

余程のバカでない限り、ご自身の行動がどういう影響をもたらすか?を理解できなかったはずはない。そんな方は、ゴルフ場に来る資格はない。

大袈裟でも何でもなく、歴史を変えてしまったかもしれないのである。

心無いシャッターを切った方は、そのことを心に留めて欲しいと思う。

僕だったら、あの瞬間、もっと怒鳴って、クラブを叩きつけていたと思う。

それにしても、「遼くん」は人間として素晴らしい。

それで崩れることなく、17番でバーディを取り、プレーオフ進出。

きっと近いうちに、日本オープンのタイトルを取るだろう!!

「運命」を変える「野村ノート」。

見事にクライマックスシリーズ第2ステージに進んだ楽天。日本ハム・ファイターズに勝ち、是非、日本シリーズに行ってほしい。

ところで、野村監督がどのようにチームを育成してきたのか?に関する番組を見た。

なるほどと思わされることはたくさんあったが、特に、これは「そのとおりだ」と思ったのは、野村ノートなるものに書かれている以下の言葉。

「考え方」を変えれば、行動が変わる。
「行動」が変われば、習慣が変わる。
「習慣」が変われば、人格が変わる。
「人格」が変われば、「運命」が変わる。

今からでも遅くない。実践しようと思う。

プロ野球にみる「新規参入」効果。

昨日から始まったプロ野球「パ・リーグ」のクライマックスシリーズ。

楽天がまず一勝。野村監督の有終の美を飾れるか?

ファンのひとりとして応援したい。

ところで、僕ぐらいの年齢の方であれば記憶にあるだろうが、以前は「人気のセリーグ v.s. 実力のパリーグ」と言われていた。

しかし、ここ数年は、その構造が見事に崩壊し、両リーグともに、おもしろくなってきていると思う。

プロスポーツ市場という意味では、一時期の勢いは無くても、Jリーグに「シェア」を奪われたり、日本人選手が活躍するようになり、米国のメジャーリーグが日本市場に浸透してきたりと、テレビの視聴率が物語るように、プロ野球の存在感が相対的に低下してきていることは事実だと思うが、リーグの構造が変化し、活性化していると感じるのは、僕だけだろうか?

プロ野球が活性化してきた理由は色々あると思うが、その大きな要因のひとつは、数年前の近鉄バッファローズを廻っての「楽天 v.s.ライブドア」の戦いにみることができると思う。

いわゆる「新規参入」効果である。

また、クライマックスシリーズを導入し、最後まで結果が分からない制度にしたことも、ファンの関心を惹き付ける上で奏功しているだろう。

それ以外にも様々な要因があると思うが、やはり、閉塞感の漂う「硬直化」したシステムを活性化するには、「新規参入」を歓迎することが重要だと思う。

そういう意味では、硬直化した政界に「新規参入」した「民主党」には、マクロ経済政策のビジョンがないと言われてはいるものの、是非とも頑張っていただきたい。

「負け組み」の栄光。

以前にも一度、僕のブログで紹介したことがあるが、ボストンコンサルティンググループ(BCG)からネットイヤーグループに転じた後、独立され、現在は「百年コンサルティング」というコンサルティング会社を経営されている鈴木貴博さんという方がいる。

彼がネットイヤーにいらした頃、1~2度だけ、お会いしたことがある。

その鈴木さんが、とても勉強になる、思慮深く、示唆に富んだコラムを書かれている。

そのコラムのことは、辻さんという方のブログで知った。

さて、「負け組みの栄光」というタイトルは、鈴木さんのコラムの最終回のタイトルである。

彼のコラムを読んでいて、僕は、若者に対する彼の愛情のようなものを感じた。

彼の人となりを理解するほどまでは接点がなかったので、実際のところ、彼がどのような人物なのかは存じ上げないが、僕が彼と会った時に感じた、あの物凄いオーラというか、この人は只者ではないという雰囲気や、東京大学工学部物理工学科卒で元BCGという経歴から想像するものとは異なる、情に厚い人のような気もする。

それはさておき、今の大学生や20代の人たちは、本人達の能力や努力とは異なる要因により、職業人としての「成長の機会」を得ることが難しくなっているのだとしたら、僕もそのことに対する通り一遍の知識は持ち合わせているが、それは由々しき問題である。

今こうしてこのエントリーを書きながら思ったが、僕がなぜ、今の若者の「就業機会=成長の機会」が限られてきていることに問題意識を感じるのかというと、それは、子供を授かったことの影響が大きいようにも思う。

鈴木さんが仰るとおり、僕自身も、自分のこの先の人生のことで精一杯だが、少なくとも、自分達の子供の将来に関しては、親としての責任はもちろんのこと、自分にできることはしてあげたいと思う。

そして、自分達の子供だけでなく、彼らの世代が豊かな人生を送れるよう、はなはだ微力ながら、自分にできることをしていきたいと思っている。

ところで、そのことに絡んだ話として、ソフトブレーン創業者の宋文洲さんの今朝のメルマガに、なるほどと思わされることが書いてあった。

<宋さんのメルマガより抜粋>
以前よりかなり改善してきたと思いますが、それでも日本企業の経営者の平均年齢の高さは格別です。60過ぎてやっと社長の椅子に辿り付いたのですから、社長退任後、当然数年会長をやります。その後は名誉会長、顧問、相談役などを歴任するので80過ぎても取締役会に留まる事例は枚挙にいとまがないのです。(ここまで)

鈴木さんのコラムでいう「チーズ」で言えば、充分に(欧米の経営者と比較すると話は別だが)チーズを食してきて、その後の生活にも困らない財力もあるのであれば、若い人達に「席とチーズ」を譲るという選択肢もあるように思う。

これは、ある方から聞いた話なので、僕が自分で調査して確認したことではないが、上場企業の社長を経験されたような方を顧問として迎えるとなると、一般社員と同じフロアというわけにもいかず、また、電車で通ってくださいというわけにもいかず、また、秘書もつけて欲しいという話にもなり、それらの経費を含めると年間約3,000万円にもなるという。

僕は以前から、日本社会は「リスクとリターン」が見合わない社会だと言ってきているが、そういう意味で言えば、一部上場企業(ここでいう一部上場企業とは、トヨタやホンダ、ソニー、新日鉄、三菱商事等の大企業のこと)の経営者の報酬は、その責任とリスクと比較した場合、安過ぎると思う。仮に、役員報酬が1億円だったとしても、所得税、住民税等を引かれた後の手取りは5,000万円程度だろうし、5,000万円だとすれば、手取り2,500万円ぐらいだろう。

但し、今までの日本社会は、株主から解任されることや株主代表訴訟等のリスクは無いに等しかったことを考えると、今までは妥当だったとも言える。

僕は、官僚の天下りの原因のひとつとして、能力と働きに見合った報酬になっていないということがあるようにも思う。そもそも、公務員とは社会の公僕だと言ってしまえばそれまでだが、人間の心理としては、そうもいかないだろう。

何を言いたいかというと、責任と権限を明確にし、それに見合う充分な報酬を支払うことで、任期を全うしたら、スパッと身を退いていただき、若い世代に「席とチーズ」を提供できるシステムにした方がよいのではないか?ということである。

話を鈴木さんのコラムに戻すと、彼の文章を読んでいて思うのは「教養」が豊かだということである。

毎回のコラムを書くにあたって、多少は色々と調べたりもするだろうが、人類の進化の過程を、コラムのために調べたとは思えない。

つまり、教養というものは、それが直接、何かの役に立つということではないかもしれないが、教養という「引き出し」が多いことにより、物事に対する「見方」が「複眼的・重層的」になり、それが、多くの示唆や知恵を導き出すことに繋がるということだと思う。

さて、論点が散漫なエントリーになったが、読んで下さった方にとって、少しでも参考になったようであれば幸いである。

「国土交通省」と「羽田空港」。

前原国土交通相の発言により、にわかにホットなテーマとなった「羽田空港」の「ハブ化」。

僕は、この問題に関しては極々平均的な知識しかないが、その本質を考えてみたい。

本日の日経新聞朝刊によると、羽田が容量や騒音等の問題により、国内線空港に位置づけられたのは「福田赳夫」政権時代の1978年らしい。

当時、中学生だった僕には、なぜ、成田空港を造らなければならないのか?なぜ、東京から70キロも離れたところに、わざわざ「国際空港」を造らなければならないのか?その理由がまったく分からなかった。

記憶に残っているのは、成田では反対運動が激烈化し、警察との衝突等もあった(記憶は曖昧である)ということである。

それがなぜ、ここへ来て、羽田空港を「ハブ化」つまり「メインの国際空港」とすることにしようとなったのか?その背景もよく分からない。

「容量」は別として「騒音問題」によって「国際線」を諦めたはずの羽田を、あれから30年後の今、なぜ、国際線のハブ空港にできるのか?それは、技術が進歩して、騒音が小さくなったからなのか?その理由が知りたい。

それはさておき、利用者の立場から言わせてもらえば「大歓迎」である。

というよりも、なぜ、最初から、羽田を国際線のハブ空港にするための努力をしなかったのか?と思う。

そして、もうひとつ、半径30キロ圏内に、関西空港、伊丹空港、神戸空港と3つも空港が造られた関西を筆頭に、この狭い国土に「100」近い空港があるのはなぜだろう?

因みに、僕の出身地の「福島県」にも、10年ほど前に「空港」が造られた。

建設費もさることながら、その維持費で毎年、5億?だかのおカネが浪費されているという。

つまり、「赤字=税金垂れ流し」ということだ。

郡山から東京まで新幹線で1時間20分、福島からでも1時間40分で行ける距離にある福島県に、なぜ、空港がいるのだろうか?

中学生、いやいや小学生でも高学年の児童に訊けば、「不要」だと答えるだろう。

それがなぜ、「知事」という立場の人間や「県会議員」ともあろう人達が、そういう「愚行」を演じるのか?

常識ある人間の理解を超えている。

そもそも、日本の空港で「黒字経営」なところは、何カ所あるのだろう?

日本における全公共事業予算の「8割」を所管し、最多の「許認可権」を掌握する「国土交通省(建設省、運輸省、国土庁、北海道開発庁の4省庁が2001年に統合。年間予算7兆5,450億円で、わが国の公共事業予算の8割がここに集中)」には、国民が納得のいく説明を求めたい。

ところで、本日の日経新聞の社説に、こんな一節がある。

「経営危機に陥った日本航空の国際線部門と全日本空輸を一本化するという案も検討に値する」。

その体質が問題されているJALを健全に経営しているであろうANAに統合して、まともな経営ができると思えるだろうか?

両社の「経営体質、社風、体制、経営数値、事業構造」等を詳細に分析した上での提案なのだろうか?

ところで、JAL再建に際して、3,000億円の債務免除が、再生タスクフォースから提案されたらしい。

そのとおりになるとすれば、デタラメな航空行政とJALの経営のツケを、結局は国民が被ることになる。

理解に苦しむことが多い。

しかし、自民党から民主党に政権が代ったことで、このような問題が明るみに出て来たことは、望ましいことである。

子供たちの将来のためにも、出すべき膿は出し切るべきである。