久しぶりにノートブックPCを購入した。厳密に言えば、「ネットブック」。
今まで使っていたLet’s Noteのキーボードが壊れて部分的に入力が出来なくなってしまい、修理に出すと3万円ほどかかると聞き、であれば、6万円のネットブックを買った方がよいと判断した。
しかし、このネットブック、Let’s Note と重さが変わらない。その点は期待外れだが、コンパクトなのはいい。
ちなみに、僕が購入したネットブックは「ACER」。
PCシェアで世界2位を狙おうとしている(既に、2位になったのかな?)メーカーらしく、なかなかよく出来ている。
ACERにした理由は、キーボードがフルサイズだったこと。僕のタイピングは自己流なので、フルサイズキーボードでないとミスタイプが多い。
ところで、以前の僕ならば、台湾メーカーであるACERの「Made in China」は買わなかったと思うが、ここ1~2年のPC価格の推移を見ていると、20万円も25万円も払って、日本メーカーを買う気にはなれなかった。
その金額差ほどのバリューを、日本製PCに見いだせなかったということだ。
これが、海部美知さんがご自身の著書「パラダイス鎖国」で指摘している米国人の中での「Made in Japan(日本ブランド)」のバリューが薄らいでいるということなのだろう。
そのことを実感した。
民主党は「内需、内需」と騒いでいるが、人口が減りゆく国で、そんなことを言っていてもリアリティがない。
Made in Japan(日本ブランド) に付加価値を感じてくれる東南アジアやBRICsで稼がずして、どうやって稼ぐというのか?
自分自身の消費を「客観視」することで、見えてくることはたくさんある。
パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)/海部 美知
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