「JAL」は好景気でも「赤字」だった。

2005年度から2008年度までの「JAL v.s. ANA」の「純利益(連結)」を比較すると下記のとおりとなる。

         JAL   ANA
2005年度  -47,243  26,970
2006年度  -16,267  26,722
2007年度   16,921  32,658
2008年度  -63,194  64,143

(単位:百万円/各社財務諸表より)

上記が物語っているのは、JALは、好景気の時期も「赤字」だったということだ。
即ち、「経営責任」以外の何物でもない。

その間、ANAは、きれいに黒字。

そんなお粗末な経営をしてきた「JAL」を、公的資金、つまり、我々国民の「税金」で「救済」する必要があるのか?

僕は、そんなことのために、貴重な税金を納めているわけではない。

百歩譲って税金の話は引っ込めたとして、では、きちんと黒字を計上してきた「ANA」の経営陣・従業員は、どう思うだろう?

そんな「ハンディ」をあげるほど、JALは無くてはならない存在なのだろうか?

「ハンディ」を背負って参入してきている「空のベンチャー」もいるのである。

JALが無くなって困る人は、はたして、誰なのだろうか?

そこを考えれば、自ずと答えは決まっていると思う。

追伸:マネックスの松本さんも、「私の税金はどこへ行く?」というタイトルで、同じようなことを書いている。是非、ご一読を。