秋分の日の「東京湾」。

個人的には好きな呼称ではないが、シルバーウィーク最終日の昨日は、子供を連れて「ららぽーと豊洲」に出掛けた。

自宅からクルマで20~30分の距離にあり、確実に駐車場に入れるし、雨天でもそれなりに過ごすことができるため、2ヶ月に1度ぐらいのペースで出掛けているだろうか。

さて、その「ららぽーと豊洲」だが、東京湾に面しており、クルーザーというか水上バスというか、お台場や浅草に向かう船と、レインボーブリッジの辺りまで行って戻ってくる、東京湾を「周遊」できる船が出ている。

子供が乗ってみたいというので、ランチを食べた後、チケット売り場に向かうと、13:15の便は、ちょうど満席になり、次は、14:15になるという。

ランチの前に、どういうコースがあるのか確認に行っているので、その時に、混雑するので前売り券を買った方がよいと言ってくれればそういうことにはならなかったのにと思ったが、今さら何を言ったところで13:15の船に乗れるわけじゃなく僕は黙っていたが、妻は腹に据え兼ねたらしく、ひと言、文句を言っていた。

ところで、その「周遊コース」、一周約40~45分のコースだが、秋風が心地よく、なかなか快適だった。

連休中の遊び疲れが溜まっていたせいか、乗船して15分もすると、子供は僕の膝の上で眠ってしまった。

エンジンの音で書き消されてしまう解説を聞き流しながら東京湾の岸辺を眺めていると、色々な産業や仕事があることがよく分かった。

僕の個人的問題なのかもしれないが、ベンチャー、特に、ネット系のベンチャーの世界にいる(今はそうでない部分もあるが)と、重工業や港湾労働、橋梁等の産業とは接点が皆無となり、どうしても、視野が限定されてしまう。

先進国の仲間入りして久しい日本には様々な職業があり、経済レベルも知識水準も価値観も異なる1億2,000万人を統治していくというのは途方も無く大変な仕事であり、八方美人の政策では無理だということを、岸辺の景色を見ながら考えていた。

様々な課題を抱えながら始動した「鳩山政権」。

一年後、日本はどういう国になっているのだろう?