祝IVS10回目:「自分の強み」は何なのか?

久しぶりの札幌。天気はイマイチ。

2004年11月に「New Industry Summit」という名称(現Infinity Ventures Summit)で始まったカンファレンスの記念すべき10回目に参加するために、昨日から札幌に来ています。

ISPは別として、インターネットが本格的にビジネスになるようになって約10年、IVSは約5年。その間で社会は大きく様変わりしたことを実感します。

今回は、好調のモバイルSNS系3社~DeNA(モバゲー)、mixi、GREE~の存在感が際立っていました。

無口で朴訥だったmixiの笠原さんが、軽快にプレゼンテーションをされている姿が印象的でした。IR活動等で人前で話す機会が多くなり、自然とそうなったのでしょう。

それ以外では、パンアジアパートナーズ(代表パートナー)という経歴の椿さんの話が印象に残りました。

パンアジアパートナーズでは、アジアでビジネスをする日本企業(大企業もベンチャー企業も)の事業展開を支援されていますが、インデックス時代の経験も含めて、日本企業が海外に行って成功するために必要なことは、次の4つだと言っていました。

・強みがあること。
・意志があること(経営者が本気なこと)。
・正しくやること(不正をしない)。
・勝つまでやる。

どれも当たり前と言えば当たり前ですが、一番目の「強みがあること」、これはすべてに当てはまる「大原則」だということを、改めて考える良い機会になりました。

海外市場に出なくても、国内でのビジネスであっても、「自分の強み」は何なのか? 他人(他社)に負けない「強み」があるか? が明確でないと、何事も上手く行くはずはないでしょう。

その「当然」のことを改めて認識できたことと、古くからの友人と久しぶりに再会できたこと、新しい人たちと知り合えたことが、収穫でした(東京で用事があるため、一足お先に帰ります)。

そして、何事も「続けること」が大切であること。

IVS共同パートナーの小林さん、田中さん、小野さんに、敬意を表したいと思います。