「ブランド」。

先程のIVSに関するエントリーで書き損ねたが、現在は慶応大学の教授をされている元NTTドコモの夏野さんの話は、いつもどおり、歯に衣着せぬ内容と話しっぷりで、面白かった。

彼の話しを聞いていて僕が受け取ったメッセージは、その内容よりも、彼の「存在感」そのものにある。

「夏野さん=iモード(or NTTドコモ or ケイタイビジネス)」という認識が、世の人たちの中に「強烈」に印象付けられているだろう。

いわゆる「ブランド」としての「価値」がある。

先程のエントリーで、椿さんの話を引き合いに出して「自分の強みは何か?」ということを書いたが、とにかく、まずは、「自分=○○」という「記号性&意味性」の一致を構築することが「成功の必須要件」だということを、夏野さんの話を聞いていて再認識されられた。

因みに、空港で「白い恋人」をお土産に買った。

不祥事は起こしたものの、やはり、「ブランド」を築いた会社は商品は強い。

追伸:iモードと言えば「松永真理さん」という構図の方もいるのではないだろうか?実は僕も、最初はそうだった。「iモード事件」は、それほどセンセーショナルな著作だった。その後、「iモード=夏野さん」と言う構図になったのは、彼のプレゼンテーション能力のせいなのか?それとも、松永さんがNTTドコモを離れ、バンダイの社外取締役に就任したせいなのか?会社で言えば、創業者、中興の祖、再建役など、色々な局面で様々な人が必要となる。自分が、どの局面(ステージ)で、その能力を発揮できる人なのか?ということも大切ということでしょう。