「ファミレス」の禁煙席。

一昨日の夜は、とある理由があり、「ファミレス(ファミリーレストラン)」でひとりで夕食を食べた。

タバコを吸わない僕は、禁煙席に座ったが、周囲は、未就学の子供や乳児を連れたお母さん達でそれなりに賑わっていた。因みに、入店時刻は、18:40頃。

最近のファミレスは、そこそこ美味しく値段も手頃だし、すべてのメニューに「カロリー表示」がされていて、また、どこのファミレスでも「禁煙席」があり、たしかに、小さな子供を連れてくるには便利な場所である。

但し、たまたま、その店舗だけなのかもしれないが、ローコストオペレーションのためだろう、店員さんの数が少なく、席に通されてから注文を取りに来るまで、少々時間がかかった。

僕はまだよかったが、僕がお店に入って暫くしてから来店した母親は、子供が待ちきれずに騒ぎ出すのが嫌だったのか、「何回呼んだら来るの?」とクレームを付けていた。

しかし、お店の側としては、サボっているわけではなく、辛いだろうなと思った。

そのようなクレームを付けられても、社会構造の変化の中で、特に、核家族化が進んだ都会(地方都市もそうなのかもしれない)において、「ファミリーレストラン」という業態は人々の生活に深く関与しており、投資対象としては、あまり魅力的ではなくなっているかもしれないが、無くてはならない存在になっているように思う。

産業規模としての頭打ち感や店舗数の調整等は避けられないだろうが、社会に必要な存在である限り、存続していくだろう。

「食の安全」が問われている現代社会において、素材の調達ルートを含めた新しい試み等も含めれば、まだまだ未開拓の部分はあるだろうし、新たな業態の出現もあるだろう。

そう考えると、外食産業にも、更なる成長の可能性があるように思う。

今後の動向に注目したい。