「努力しただけじゃダメなんだ」。

昨日は久しぶりのカレドニアンのはずだったが、クラブハウスまで行ったものの、さすがの雨に断念して、帰ってきた。

ところで、今日は、先日のエントリーで紹介した「ヨセミテ・津田さん」のインタビュー記事をアップロードした。

彼の話で印象的だったのは、楽天で働いていた頃に「努力しただけじゃダメなんだ」ということを学びましたということ。

是非、読んでみて欲しい。

我慢のゴルフ。人生も同じ。

今日は、約3年ぶりの「カレドニアン・ゴルフ倶楽部」でゴルフ。

数々のゴルフトーナメントの舞台になっている素晴らしいコースである。

僕が初めて100を切ったのも、カレドニアンだった。

しかし、お天気はいまひとつの予報。

きっと神様が、世の中は自分の想い通りにはならないということを、僕に教えようとしているのだろう。

今日は、我慢のゴルフに徹しよう。

スコアや飛距離ではなく、ここ最近、コーチから教わっている「スウィング」を実践することに精神を集中すること。

それが出来たかどうかを、今日の善し悪しの判断基準にする。

天才少女と言われた卓球の愛ちゃん(福原愛選手)は、より高いレベルを目指して、ここ1~2年、つまり、大人になってから、フォームの改造に取り組んで来たという。

当然のことながら、その途中は、思うように結果が出ないため、諦めてしまう人が多いと、テレビ番組では解説していた。

しかし、その「仕込みの時期」を我慢して経ない限り、更なる成長はない。

自分を信じて、トンネルの先の光を目指す「精神力」が大切である。

ゴルフだけでなく、仕事でも、人生そのものでも。

「衣服・靴類」は「約43%減」。

数日前の日経新聞に、クレディセゾンの林野社長のとても興味深いインタビュー記事が載っていた。

日本における個人消費に占めるクレジットカード決済比率は「約12%」で、米国(約24%)の半分程度。

同社の取扱高を「モノ、サービス、海外での利用」と3つに区分すると、モノ:67.8%(1.1ポイント低下)、サービス:28.4%(1.7ポイント上昇)、海外:3.8%となる。

さらに、2006年度の支出項目を1996年度と比較すると、「衣服・靴類」は「約43%減」、「家具・家庭機器」は「約26%減」。

これに対して、「通信」は「約70%増」、「保険・医療」への支出は「約39%増」。

つまり、「洋服や家具」は飽和状態にあることを指す。

百貨店の不振が取りざたされているが、「衣類・家具」を中心として品揃えしてきた業態であり、それは構造的に当然の帰結と論じている。但し、ユニクロ等の「低価格」商品を取り扱う業態は、カード利用が伸びているとのこと。時代を表している。

また、世代別に見た利用状況は、なるほど・・・と思わせられる結果だった。

若い世代(20代)は伸びているが、30代40代の働き盛りは縮んでいるそうだ。そして、50代になると、いくらか持ち直す。

要するに「20代はワードローブを満たすために洋服や靴を買いそろえ、30才を過ぎると結婚や出産、教育や住宅ローンに費用がかさみ、自分の服どころではなくなる(林野社長)」ということだ。

確かに、自分自身の実感とも合致する。

自分自身の統計をとっていないので正確には分からないが、今よりも経済的余裕がなかった20代の頃の方が、バブル経済の真っ只中だったという変数もあるが、洋服や靴、カバンといった「装い」にお金を費やしていた記憶がある。

一方、今では「世界の消費地」になった中国だが、その前に「世界の工場」となり、中国製の衣類が多くなり価格が下がったことにより、消費支出に占める「衣類」の「絶対金額」が減ったという要素もあるだろう。

僕も、ユニクロの服は結構、持っている。

表面だけで数字を見るとミスリードのリスクがあるが、やはり、数字(統計)は「雄弁」に時代を物語る。

「ヨセミテ」の津田さんと塚田さん。羊系のふたり。

ヨセミテ。アメリカにある国立公園のことではなく、あるソーシャルベンチャーの名前である。

ここ数ヶ月は、本当に色々なことがあり、なかなか原稿を書く時間を捻出できなかったのだが、先週末、ようやく、昨年秋に取材をさせていただいた「ヨセミテ」の「津田さん」と「塚田さん」のインタビューのテープ起こしを読んだ。

原稿を書くにあたり何度か読み返すうちに、僕がネットビジネスに傾注して行った1990年代の後半、1997年~1999年頃の記憶がだんだんと蘇り、とても楽しい気持ちになった。

あの頃は、良い意味で「雨後の竹の子」のようにネットベンチャーが立ち上がり、おもしろい会社やサービスがたくさんあった。

そして、その人達のこと、彼らとの会話を思い出した。

あの頃は、アメリカ発の金融危機で暗く重たい空気が蔓延する今日とは、まったく異なる景色だった。

「これだっ!!!」という、漠然と探し求めていた何かを見つけたような、これから訪れるれあろう輝かしい「未来」に対する期待感で高揚していた。

少なくとも僕たち、ネットベンチャーを立ち上げていた人たちは・・・。

そんなことを思い出した。

そして、自分はやはり、原っぱの中から何かを新しく創り上げていくことが好きなんだということを、改めて思い出した。

でも、僕の中のそのような感情や思考が刺激されたのは、誰のインタビューでも同じだったのか?というと、そうではないと思う。

僕とは「一回り以上」年下の彼らだが、そこに流れている「価値観」の「源流」は、同じところにある気がする。

そういうふたりと、このような縁があることを、とても幸せなことだと思う。僕も彼らぐらい若かったら・・・と思うこともあるが(苦笑)。

彼らのためにも、良い原稿を書きたい。

>津田さん、塚田さん

お待たせしてしまっており、申し訳ありません。本当にあと少しだけお待ち下さい(笑)。

祝「朝青龍の優勝」。

3場所連続の休場明けの今場所。

横綱「朝青龍」は、本人にしか分からない想いとプレッシャーの中、15日間、土俵に上がっていたのだろう。

テレビの画面から、その気迫が伝わってきた。

「復活」優勝。

多くの人に、「勇気と自信を感動」を与えてくれる。

でも、その陰にどれだけの苦悩と努力があったのかは、本人にしか分からないだろう。

その重みを思うと、畏敬の念を禁じ得ない。

NHKのスポーツニュースに生出演した朝青龍は、優勝回数で歴代4位になり、次の目標はと聞かれ、「大きなことは言えない」と繰り返していた。

苦労の末に結果を出した人は皆、謙虚になる。

ライブドア事件の「意味」。

少しずつ風化しつつある「ライブドア事件」。

様々な方が、ブログこの事件のことを書いている。

ところで、今朝のケイタイニュースで、控訴審で実刑判決を受けて最高裁に上告していたライブドア元取締役の宮内さんが、「上告」を取り下げたことを知った。

ある方から、彼が「長期休暇(実刑判決を受け入れる)を取ろうか・・・とも思っている」と話していたと聞いていたが、まさか、本当にそうするとは思わなかった。

と同時に、先日、弁護士をしている弟が、「最高裁で判決が覆ることは、まず、ない」と言っていたことを思い出した。

そういう意味では、早く「決着」を付けて、人生を「ReStart」させたいと宮内さんは思ったのだろう。

今朝、駐車場からクルマを出しながら、そんなことを考えた。

茨城県「ひたちなか地区」

今からちょうど2年前。インフォプラント創業者の大谷さんに口説かれて?、初めて、八戸を訪問した。

新幹線「はやて」で「2時間56分」。飛行機であれば、1時間半。「情緒的(心理的)距離」よりも、かなり近い。

その八戸、他の地方都市と同様に、産業があまりない。有効求人倍率も「0.4X」と、かなり深刻である。

しかしである。大谷さんの努力で、今や、Yahoo! Value Insight(ヤフーバリューインサイト/インフォプラントとインタースコープが合併してできた会社)を皮切りに、マネックスもオフィスを出している。

上記以外にもI.T.系企業が進出するとの話しも聞いている。

すべては、大谷さんのお陰である。

さて、前置きが長くなったが、僕がそんなことに多少なりとも関わっているせいかは知らないが、最近のネットベンチャーの筆頭格と言っても過言ではない「エニグモ」の共同CEOである須田さんから、彼の出身地でもある茨城県の「地域活性化」事業の話しを聞いた。

それが、本エントリーのタイトルである「ひたちなか地区」である。

おそらく、僕のブログを読んで下さっている方々の殆どは馴染みのない地域だと思うので、簡単にプロフィールを紹介したい。

まず、都心から北東に約110キロ。日帰りゴルフにも行ける距離だ(笑)。

域内には「常陸那珂港」「常陸那珂工業団地」等があり、行政が企業誘致にかなり積極的な姿勢らしく、「ジョイフル本田(DIYストア)」「コマツ(工場)」「日立建機」等が進出しているという。

茨城県の過去10年間の企業立地面積は「1,141ha」で全国第1位だそうだ。

因みに、同地区に進出した企業には、

・電気代の最高75%補助
・県税優遇
・固定資産税の課税免除
・低利融資

等が適用されるという。悪くない話しでる。

しかしである。

僕は、この「ひたちなか区」が更なる産業的発展を遂げるには、企業誘致のみならず、「住民誘致」が必要だと思う。

たしかに、企業が進出してくれれば「税収」面では期待できると思うが、そこに「住みたい」と思う人が増えなければ、地域の発展は望めないだろう。

「工業的」集積だけではなく、「文化的魅力」をいかに創っていくかが重要だと思う。

その意味では、下手に東京に近いことがハンディキャップである。

「八戸」ぐらい遠ければ、自ずと「独自の文化」が育まれる。そもそも「言葉(方言)」が違うし・・・。

僕は、茨城県というと「水戸」「納豆」そして「筑波大学」を思い出す。

少子高齢化で大学も大変だと思うが、理工系の大学の研究室と企業とのコラボレーションを促進するような施策を考えるのはどうだろう?

例えば、昨年のドリームゲートAWARD「グランプリ」を受賞したのは、まさしく、茨城県のベンチャー企業「ソフトイーサ」である。

ハードやインフラはもちろん必要であるが、「才能ある若い人材」に投資することである。

この世の中の営みは、すべて「人」が行うのだから。