「神様」に感謝する。

1995年、右ひじ靭帯断裂という大怪我をし、手術。
1997年、2年ぶりの一軍戦復帰。この年、10勝。

復帰を果たした登板で、彼は「マウンド」に「肘」を当て目を瞑った。
その時、彼は、「野球の神様」に「感謝の意」を捧げたという。

野球好きの方であれば、誰の何のことを言っているのかの説明は不要だろう。

桑田真澄。元プロ野球選手。

たまたま駅の売店で目にしたアエラの表紙に、彼の写真が載っていた。

「人に格好悪いと言われても、いいじゃないですか。自分の人生ですから」。

そこまで人生を懸けるものを見つけることができた人は幸せだと思うが、見つけた何かをそこまで貫き通すことは、そう簡単ではない。

彼に限らず、素晴らしい選手はたくさんいるが、残した記録以上に、その存在感が際立つ選手がいる。

青木功、尾崎将司、中嶋常幸。

「AON」と言われ、一時代を築いたプロゴルファー達だが、とにかく、圧倒的な存在感があった。

桑田も含めて、彼らのような人々に「共通」しているのは、何かに人生を懸けていた(る)ということ。

桑田のあのシーンを思い出し、目頭が熱くなった。