DREAM GATE AWARD 2008(ドリームゲート アワード 2008)速報

昨日は天候にも恵まれ、また、300名近い来場者の方々にお越しいただき、盛大に「DREAM GATE AWARD 2008」を開催することができました。

ご協力いただいた皆様に心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

また、主催者の皆さん、お疲れ様でした。

詳細なレポートは、マスコミ各社および運営事務局よりリリースされると思いますので、僕からは、会場の雰囲気をお伝えすべく、いくつかの写真をアップロードしたいと思います。

その前に、栄えある「Winner(優勝者)」は、ソフトイーサ株式会社 代表取締役会長 登 大遊 さん でした。

なんと、弱冠23才です!!

今後の御活躍が期待されます。

さて、以下は当日のショットです。


★開催前のメイン会場。ここで、受賞者7名の方によるプレゼンテーションが行われ、それをもとに、審査委員および一般の方々による投票が行われました。


★メインスポンサーであるHP賞を受賞されたエニグモのふたり。左から、須田さん、田中さん。とても嬉しそうでした。須田さんには先日、法政大学ビジネススクールにもゲスト講師としていらして頂きました。おめでとうございます!!


★「Winner(優勝者)」は、ソフトイーサ株式会社 代表取締役会長 登 大遊 さん。朴訥としたキャラクターが最高です!!お隣は、スポンサーのJAL常務取締役の齋藤さん。


★HIS会長(創業者)の澤田さん。今から20数年前、おふたりでHISを創業された頃のお話を���えて、受賞された方々への応援メッセージを頂戴しました。とても和やかな表情が印象的でした。


★審査委員の西垣さん(元NEC社長/現IPA理事長)のスピーチ(総評)。ソフトイーサの登さんが、IPAが主催されている「未踏ソフトウエア創造事業」の受賞者だったということで、嬉しそうな表情をされていました。そして、とても心温まるお話をして下さいました。


★受賞者の皆さんと審査委員の方々による記念撮影。


★元マイクロソフト日本法人社長の古川さんによるスピーチ。今回の表彰式の中で、最も感動したお話でした���ネットバブルの頃、ヴェルファーレで行われたネットベンチャーのイベントでは、一攫千金狙いの若者ばかりが目立っていて、そこに参加された古川さんは、志の無さに嫌気が指し、さっさと会場を出られたそうです。その後、しばらくは、ベンチャー関連のイベントには関わらずにいたそうですが、本アワードの趣旨に共感いただき、審査委員を引き受けて下さったとのことですが、7人の方々のプレゼンテーションを聴いて、それぞれの事業内容もさることながら、皆さんの「志」に感動した、と仰っていました。元MS日本法人社長にまで登り詰めた方とは思えない、とても気さくなお人柄に、僕もよりいっそうファンになりました。少しだけですが、ご挨拶もさせていただき、とても嬉しく思いました。古川さん、ご多忙の中、本当にありがとうございました。


★主催者の松谷さんと僕との記念撮影。彼の「志」は、本当に素晴らしい。松谷さん、そして、榎本さん、プロジェクトニッポンの皆さん、本当にお疲れさまでした。来年も頑張りましょう!!!

ということで、皆様のお陰で無事、表彰式を開催することができたわけですが、本部選考委員として本アワードに参加させていただき、「時代の変化」を感じました。

昨年のアワードの時は、ネットバブルの頃の華やかさやエネルギーというものの「余韻」を感じていましたが、今年のアワードでは、書類選考のプロセスや表彰式での7名の方々のプレゼンテーションを聴きながら、営利事業・企業として「利益」を追求するということと、いかにして「より良い社会を実現するか?」という、「社会的意義のある事業」に取り組もうとする姿勢が強く感じられました。

一言で言えば、ヘッジファンドによる「空売り(売り浴びせ)」の時代から、~「志」資本主義~とでも言うような、「ビジョナリーな時代」が到来しつつあるという気がします。

今後の自分自身の「生き方」を考える上でも、とても意味深い一日でした。

「ビジョナリーな時代」の実現に向けて、僕自身も精進したいと思います。

ドリームゲート アワード 2008(DREAMGATE AWARD 2008)

今日はこれから、DREAMGATE AWARD 2008(ドリームゲート・アワード 2008)の表彰式

僕も本部選考委員として参加してきます。

米国初の世界恐慌が取り沙汰されるここ最近ですが、将来の日本を背負う起業家が数多く輩出されていくことを期待したいしましょう。

僕も自分にできる「挑戦を」を続けたいと思います。

行き過ぎた「資本主義」。

今日は銀座でアポがあり、その後、関係者と食事に行って帰ってきたが、その帰り道、数寄屋橋の交差点で、日経新聞の号外が配られていた。

それによると、FRB、ECB、英イングランド銀行、スイス国立銀行、カナダ中銀、スウェーデン中銀の「6中央銀行」が「協調利下げ」を発表。

この他、中国、アラブ首長国連邦(UAE)も、同じ時間に利下げを発表したらしい。

日銀は、利下げ(既に極めて低い)には応じないが、資金供給の拡充で協力するとのこと。

米欧協調利下げは、米同時多発テロが起きた2001年9月以来だが、これだけ広範な中央銀行が一斉利下げに踏み切るのは「前例がない」そうである。

我々は今、この瞬間、「世界恐慌のドアを開けたところ(入口)」に立っているらしい(ピナクル安田氏)。

日本では、不動産関連企業の倒産が相次いでいる。資本市場ではなく、実体経済の話しである。

因みに、アーバンコーポレーションは、連結純利益311億円(最高益を更新)の「黒字倒産」である。

要するに、P/Lの問題ではなく、キャッシュフローの問題である。

企業は赤字でも潰れないが、お金が滞れば(信用収縮による銀行の貸し渋り?)黒字でも倒産する。

まさに「波乱の時代」である。

起業家からサラリーマンへ。

イエルネット。伝説のネットベンチャーである。

2000年前後のネットバブルの頃、何らかの形でネットビジネスに関わっていた方であれば、この名前を知らない方はいないだろう。

たまたま出張で「一時帰国」していた、イエルネット創業者で、現在は「Sony Corporation of America」に勤務する本間さんにお会いしたのは7月中旬の夜だった。おそらく、時差ぼけもあっただろうに、嫌な顔ひとつせず、取材に応じてくれた。

続きは、こちらから!!

SFIDA、遂に「パリコレ」デビュー!!!

ドリームビジョンの投資先であるイミオが展開するフットボールブランド「SFIDA(スフィーダ)」が、遂に「パリコレ」にデビュー!!!

実は、放送作家でありマルチクリエイターの「おちまさと」さんがイミオの社外取締役を務めており、彼の尽力により、実現したもの。

将来は「SFIDA Golf」を立ち上げて、念願のゴルフトーナメント(SFIDA Open)を開催したい。

謎の会社「エニグモ」。時代は「主体性」と「多様性」。

先月から毎週月曜日の夜、法政大学ビジネススクール(HBS)での授業が始まった。10年前、いや、5年前は、まさか僕がMBAの授業の一コマを担当するなど、考えてもみなかったことだ。とても光栄なことだと思っている。

以前のエントリーでも書いたとおり、僕が担当する授業はワークショップ形式のものであり、ゲスト講師の話しが中心ではあるが、それでも多少の事前準備があり、17時半前にはオフィスを出る。

今日はHBSがある市ヶ谷に17:50頃に到着したが、駅を出ると、もう外はとっぷりと日が暮れていた。つい最近まで、まだまだ「残暑」の気でいたが、考えてみると「秋分の日」も終わり、既に夜の方が長い季節になったのである。

さて、今日のゲストは、Web2.0系のネットベンチャーとして学生に絶大な人気を誇る「エニグモ」の須田さんにお越し頂いた。

彼らが展開しているサービスのひとつに「Filmo」という、アマチュアの方によるCM製作のサービスがある。

今までは、広告主(企業)が、市場の調査分析に基づき設定した「ターゲット」に対して、1本当たりの制作費が何千万円というテレビCMを流していた(大方は今もそうである)が、日本人の価値観の多様化に伴い、ひとつのコマーシャルではターゲットを捉えられないという時代になり、そこに、エニグモの「Filmo」なるサービスが支持されているわけである。

このサービスを簡単に説明すると、広告主から「オリエン資料」が配布され、それに則って「アマチュア」の方がテレビCMを製作する、というものである。

須田さん曰く、100人が100個のCMを作ると、統計的に、その中に「2~3つ」は「超オモシロい」CMがあるという。授業の中で、代表的な事例を見せてもらったが、たしかにオモシロい!!!

梅田望夫氏のいう「チープ革命」が起きている(I.T.が進歩し、I.T.に関する様々なコストが激減している)ことを、ここでも実感した。つまり、アマチュアが自分で持っているPCやソフトで、イケテルCMが作れてしまうのである。これは、凄いことだ。

さて、話しを「時代背景(環境)」に戻すと、「多様性」がキーワードだということである。

僕は常々、今後の社会は「主体性」と「多様性」がキーワードだと社内外で主張してきた。

つまり、個々人の「生き方」にも色々なものがあり、「ステレオタイプ(典型的)」という考え方は流行らなくなっていくだろうということである。

本当の意味での「個」の時代が訪れようとしているように思う。

「井上陽水」のプロデューサー

インタースコープを経営していた頃、お父さんが「井上陽水」のプロデューサーという学生がインターンとしてやってきた。

僕は大学1年まで、何とか音楽で身を立てられないものか?と思っていたこともあり、その学生に興味を持った。

彼も、僕の経歴やキャラクターに持ってくれたようで、仕事の面以外でも、彼の「就職活動」の相談にのったりしていた。

つい先日、その彼から連絡があり、久しぶりに会うことになった。

こう書けば、推察はついてしまうだろうが、「おめでたい話し」があるとのことだった。そういう連絡をもらえることは、とても嬉しいことだ。

さて、彼とのことで、とても印象的な思い出がある。

それは、彼の歓迎会をした時のことだった。

たまたま、彼が僕の正面に座ったこともあり、お互いの「家庭環境」に関する話しをしていたのだが、学生である彼が、僕に「説教」をし出した。

彼が言いたかったことは、「好きなことを仕事にしていくこと」は「極めて難しく」、平石さんは「その数パーセントの可能性に懸けていくんですか?(家族に迷惑をかける)」ということだった。

事実として、彼の家族は経済的に不安定で、とても苦労をしたそうだ。

彼は、クール(左脳的に優秀)な一方、とても「センス(右脳的に才能がある)」があり、極めて「クリエイティブ」な人間である。

僕は彼に対して、「お父さんから受け継いだDNAは消せないし、○○くんの身体の中には、お父さんの遺伝子が入っているよ」と事あるごとに言っていたが、就職して暫くした時にもらったメールの中に、

「自分が『父親の遺伝子を持っていること』を感じずにはいられない日々を送っています」

という一文を発見し、なぜかとても嬉しく思ったことを憶えている。

「自分を知る」。そして、「そのことを受け入れる」ことが幸せな人生に繋がると思う。

何年ぶりかの彼との再会が楽しみである。

追伸:僕が中学生の時、小遣いを貯めて「初めて買ったアルバム(LP)」が「井上陽水」の「招待状のないショー」だった。