★ゴルフも「科学的アプローチ」。

一昨日の土曜日は、今年3回目のゴルフに行った。

メンバーは、Google Japan 佐藤さん、Klab 真田さん、楽天リサーチ 森さんと僕。少々不思議な顔合わせだ(笑)。

肝心のスコアは、またしても陥没。59+56=115。

さすがの僕も、ちょっと考えた。何が悪いのだろう?

答えは、「考え方」。要するに、「欲張るのがいけない」。典型的なのは、パー5。

身体の割になまじっか飛距離が出る僕は、ついつい「距離」を欲しがる。その結果、力んでミスショット。

特に、ティーショットが当たった「2ndショット」が鬼門。そこで長いクラブを持ち、ミスショット。その後は、リズムを崩して大た叩きというパターン。

自宅に帰り早速、今年になっての計3回のゴルフの全ホールをチェックしてみた。初回はひどい二日酔いで悲惨なスコアだったが、それもカウントに入れた。

すると、僕の仮説通り、「パー5」のスコアが悲惨。

パー3、パー4、パー5の中で、「4オーバー以上」のスコアが最も多いのが「パー5」。

因みに、その確率をパー3、パー4、パー5の順に記載すると「8%、17%、【42%】」となっており、半分弱のパー5で「大叩き」をしている。

スコアにならないのは当然である。

では、昨年のゴルフ(良いスコアの時)と比較するとどうか?

昨年の計17回のラウンド中、100を切ったのは「8回」。その8回の平均スコアは「95」。

<昨年のゴルフで「100」を切った計8回>
★「パー3」:パー:27%、ボギー:36%、ダブルボギー:27%(合計:90%)
★「パー4」:パー:18%、ボギー:44%、ダブルボギー:21%(合計:83%)
★「パー5」:パー:24%、ボギー:49%、ダブルボギー: 9%(合計:82%)

<今年のゴルフ計3回>
★「パー3」:パー:17%、ボギー:50%、ダブルボギー:25%(合計:92%)
★「パー4」:パー:13%、ボギー:23%、ダブルボギー:30%(合計:66%)
★「パー5」:パー: 0%、ボギー:33%、ダブルボギー:17%(合計:50%)

バーディは、今年3回のゴルフではゼロ。昨年の100を切ったゴルフでは、パー3,4,5 それぞれ「1つずつ」。確率は、同じ順番に3%、1%、3%。

この分析から僕が決めたことは、次回以降のパー5では、2nd でフェアウェイウッドは打たない。すべて、5番か6番アイアンで刻む。3打目の勝負にする。

因みに、一昨日のゴルフの最終ホール(パー4)の2nd(約230ヤード)を「6番アイアン」で打ったところ、残りが「46ヤード」。つまり、184ヤード飛んだことになる。

ラフからだったので、フライヤーになった可能性はあるにしても、上出来である。

ところで、一昨日のゴルフは、宍戸ヒルズ「西コース」。ここ最近は毎年、UBS日本ゴルフツアー選手権が開催される難コースである。

でも、昨年、このコースで「ハーフの自己ベスト(43→42)」を更新した。

その時の「心境」を思い出すと、「無欲」で「淡々」とゴルフをしていた。

「愚直に積め」。ビジネスもゴルフも同じである。

それが出来ないのが「人間(僕)の性」。まだまだ、修行が足りない。

初めてのロシア。

日程がまだ確定していないが、GWの後半にロシアを訪問することにした。昨年の上海に続いて、BRICs視察の第2弾である。

たまたま、ドリームビジョンの株主のひとりがサンクトペレルブルグに駐在しており、彼がいる間に行こうと思っていたのと、とにかく、今の自分に何らかの変化をもたらしたいと思い、先延ばしすることなく、今年のGWに実行することにした。

今回の訪露で初めて知ったことだが、ロシアを訪問するには「ビザ」が必要である。

社会主義国のベトナムでさえビザは不要だったのに、BRICsとして経済発展著しいとは言うものの、やはり、中央計画経済の国であることを感じさせる。

今週の水曜日、そのビザの申請のために、初めてロシア大使館内に入った。正確には、ビザ発給は領事館管轄だが、室内は殺風景で、いかにもロシアという感じがした。

それが、訪れたことのないロシアという国に対する僕の「パーセプション(認識)」、つまり、マスコミを通じて形成されたロシアに対するイメージである。

窓口には、どこにでもいそうな白人女性の他に、不慣れな日本語を話す東洋人の男性がいた。二世か三世なのだろう。何とも不思議な感じがした。

ところで、待合室で順番を待っている時に、隣に日本人の男性とロシア人の女性が座ってきた。

それが香水かシャンプーか洗剤かは分からないが、西洋の女性独特の匂いがして、20代の頃に頻繁にNew York に行っていた頃を思い出した。

自分でも理由はよく分からないが、僕は、西洋人の持つ独特のセンスオブユーモアや英語の抑揚がとても好きだ。

英語以外では、フランス語、イタリア語、ポルトガル語あたりの響きが気に入っている。残念ながら、ロシア語の響きは、あまり美しいとは思えない。僕にとっては・・・。

言葉の問題はさておき、ヨーロッパに行ったことのない僕は、欧州の香りがするらしいサンクトペテルブルグの街を、今からとても楽しみにしている。

異文化との触れ合いを楽しみたい。

Kids are big move. 子供ができるのは、大きな変化だ。

先月で大学院を修了した妻は、今月から「臨床心理士(予定)」として働き出した。

カッコ書きで「予定」と書いたのは、臨床心理士の資格を得るには、今秋の試験に合格する必要があるからだ。でも、まあ、大丈夫だろう。

ところで、僕らの子供は2歳半を少し過ぎた。

ここ1ヵ月ぐらいで、言葉の習得レベルがまた一段上がったような気がする。

それは嬉しいことなのだが、感情の起伏が激しく、理由がよく分からないことで泣いたりする。感情の起伏が激しいのは、僕に似たのかもしれない。

また、何でも大人(僕たち)と同じことをやりたがり、それができないと「できない!!!」と言って泣く。

でも、僕がたまに21時過ぎぐらいに帰ると、玄関のドアが開く音で分かるのだろう、「お父さ~ん!!」と言って走ってくる。

僕が帰ってくると子供が興奮して寝付かないので、妻からは、20時前に帰るか、22時過ぎにしてくれと言われている。雨の日は大変である。

たった2年半で、僕たち夫婦の生活は大きく変わった。信じられないくらいに・・・。

僕のアメリカ人の友達が、Kids are big move.(子供ができるのは、大きな変化だ)と言っていたことを思い出す。

でも、振り返ってみると、こういう日常が幸せなのだろう。毎日を大切にしたい。

「ファンド会社の言うことは絶対だから・・・」。

このエントリーのタイトルは、今日の帰りに夕食を食べに入った韓国料理のお店での、OLと思しき4人組の会話である。

「やってもダメだったことはいいんだけど、(行動に移す前から)予測してNGというのは絶対に許されないんだよね」。

「最近、うちの会社、軍隊的だから・・・」と続けていた。

10年前、いや、5年前だったら、ファンドという言葉は、極々一部の人たちの間でしか流通しない言葉だったはずが、今では、極々普通の人たちの間でも口にされる言葉(存在)になったということだ。なんとも感慨深いものがある。

僕はファンド事業に携わったことはないが、事業を再生する(立て直す)ことは、スクラッチから立ち上げるよりも大変だと思う。そのエネルギーは並大抵のものではない。

ところで、今朝のエントリーで、元通産事務次官で東京中小企業投資育成の社長を務められていた熊野さんのことを書いたが、そのことで、書きたいことがあり、こうして続編を書くことにした。

熊野さんのご子息から頂いたメールに、こんな一節があった。

「珍しく(笑)父が熱くインタースコープのことを話していたことを、今でも鮮明に覚えています」。

とても嬉しく思うと同時に、その期待に応えられず、本当に申し訳なく思う。

インタースコープに関して、どんなことを仰っていたのか?ご子息に聞いてみるつもりだ。

そして、そのことを励みに、もう一頑張りして、3つ目のヒット曲を創りたい。

人の縁:元通産省の事務次官

僕がインタースコープを経営していた頃、合計7社のベンチャーキャピタルからご出資を頂戴していたが、その中の一社、東京中小企業投資育成の熊野英昭社長には、とてもお世話になった。

大変残念ながら、熊野さんは2004年の12月末(だったと思う)、まだ、60代の若さで急逝されてしまったが、ご存命の頃、数えきれない程の投資先があっただろうに、お忙しい時間を割いて、親身に相談に載って下さった。

その当時のことを、ドリームゲートのブログに書いているので、興味のある方は読んで頂ければと思う。

ところで、つい先日、ある方のお引き合わせにより(とても感謝をしている)、なんとその熊野さんのご子息とお会いした。言葉にはできないものがあった。

彼(ご子息)は、子育て支援関連のビジネスを興され、会社の経営を始められたそうだ。

果たせなかった彼のお父さんとの約束を、彼との縁で、何かの形で具現化できたらと思う。

すべて「二律背反」である。

夢があって堅実。大胆で慎重。自信があり謙虚。すべて二律背反である。

そんな人間っているのか?そんなことを完璧にできる人間はいない。

しかし、その「二律背反」こそが経営者に求められる資質である。

元ソニーCEOの出井さんが主催されている勉強会のゲストでいらしていた、コンサルティングファームからampm社長に転じた相澤さんが仰っていたことだ。

ということは、経営者それぞれが、自分に合った「配分」を大切にすること。

それが、その方の「流儀」であり「美学」ということだ。

自分のやり方を貫くことが大切である。

3つ目の「ヒット曲」を創りたい。

定例メンバーでのゴルフは、53+56=109。

冴えないスコアだが、2つのロングホールで「12」を叩き、尚かつ、後半は「6ホール連続で3パット」だったことを考えると、それ以外のショットは上出来だったとも言える。

片山晋呉プロのコーチの谷将樹さんが経営するスクールに通い出して3年半になるが、今日のゴルフで初めて、腰の回転で打つスイングが出来ようになり、アイアンショットは今までとは違う力強い球筋が打てた。そのお陰か、2オンした回数は、今までで最も多かったと思う。

技術的には確実に上達しているので、あとは「メンタル(精神面)」の問題である。

というのは、理屈では力んでも仕方が無いと分かっているにも係らず、距離を欲張ったがためにスイングを見出しミスショットをするなど、技術の問題ではなく、僕の「心の問題」によるミスが多かったからだ。

ゴルフはメンタルなスポーツであることを、改めて痛感させられた。

ところで、帰りのクルマの中でドリームビジョンの話しをした。

インタースコープ(インターネットリサーチ)にしても、保険スクエアbang!(自動車保険の見積もり比較)にしても、社会にインターネットが普及する瞬間を捉え、独自性を出し、社会の後押しを上手く活用しての成功だったわけだが、ドリームビジョンで行っていることは、そのような局面を捉えているわけでなく、社会の後押しという「ターボチャージャー」はないわけで、そりゃ大変なのは当然だという認識を新たにした。

また、最近はWeb2.0という言葉も聞かなくなってきたが、アナログからWebに切り替わった時のインパクトと、それが2.0にシフトした時のインパクトでは、前者の方が遥かに大きいのではないか?という話しをした。少なくとも、今この瞬間は・・・。

たしかに、技術的な進歩は目を見張るものがあるが、実際にそれを使いこなしている人々がどれだけいるか?というと、まだまだ、Webイノベーターの人たちだけであり、広く社会に普及しているわけではない。

さて、今日のエントリーで何を言いたいかというと、ヒット曲というのは、そうそう連続して出る訳ではないということ。

たしかに「浜崎あゆみ」や全盛期の「安室奈美恵」「華原朋美」のようにヒットを連発する人もいるが、それは、日本人なら誰でもが知っている人(そういうレベルの人)に限った話しであり、世に名の知れた実力のあるアーティストであっても、なかなかそうはいかないということだ。

僕のことで言えば、インタースコープや保険スクエアbang!のようなヒット曲は、そう簡単には出せないということ。

でも、上記の2つのビジネスをする前の僕と今の僕とで大きく違うのは、ヒット曲を出すには、どういう条件が必要か?ということを理解しているということ。

問題は、いつ、何を、どうやってやるか?である。

前刀さんや蛭田さんの力も借りながら、僕にとっての「3つ目のヒット曲」を創りたい。

ところで、5/1(木)から一週間、「サンクトペテルブルグ」と「モスクワ」に行ってくることにした。昨年の上海に続き、BRICsツアーである。

蛭田さんの「IFTO理論」ブログに「雑談の効用」が書いてあったが、視野を拡げることはビジネスをする上でも大切である。

考えるまえに、何かを「感じたい」。