「投資育成」事業をスタート!!!

既にご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、ドリームビジョンでは、創業期・シード期に限定した「投資育成」事業を始めた。

2007年11月26日、記念すべき第1号案件として「株式会社イミオ」という「フェアトレード」を行う創業2年目の会社に出資をさせていただいた。

小さな一歩かもしれないが、僕の夢がひとつ叶った。

「投資育成」事業に関しては、僕がドリームビジョンを創業した時から構想に入れており、必ずやろうと決めていたが、投資するお金がなく着手できないでいた。

長くなるのでその理由は省略するが、僕は「投資育成」事業を始めるに際しては、仮に自分にそれが出来たとしても「ファンド」を組成するのではなく、「自己資金」で手掛けたいと思っていた。

僕と山川さんで創業したインタースコープを今年2月、M&Aでヤフージャパンの子会社化した際に、僕が保有していた株式もすべて売却したので、そのお金を元手にすることができた。

正直に申し上げて、投資事業をするには大したお金ではないが、それでも、こうして投資事業を始めることができたことを、とても幸せなことだと思っている。

さて、僕が「イミオ」という会社に投資しようと決めた理由はいくつかあるが、その最大の理由は、創業者である倉林さんの「理念が素晴らしい」からだ。

僕は今まで、個人的に何社かのベンチャー企業に投資をしてきたが、自分自身がベンチャー企業を創業し経営してきたことも含めて断言できることは、事業計画どおりに行くことは「100%あり得ない」ということだ。

となると、投資の判断においては、経営者および経営チームが最も大切になるし、ベンチャー投資というのは、ビジネスモデルや事業計画に対してではなく、そのベンチャー企業の「創業者(経営者)と経営チーム」に対してするものだと思う。

何故なら、ビジネスモデルや事業計画は後になっていくらでも変更も修正もできるが、創業者なり経営者、つまり、人間を「変える」ことはできないからだ。

人間なので成長することはあるが、そもそも成長が期待できない人に投資してしまったら、後は想像に難くない。

ベンチャー投資は、人物を見極められるかどうかが勝敗を分けると思う。

イミオ創業者の倉林さんの理念を紹介して、今日のエントリーを終了したい。

弱冠26才とは思えない、とても素晴らしい考え方を持っている方である。

倉林さんの想い