マーフィーの法則?

最近の東京(日本全体?)は、どう考えても異常気象だと思う。先程も物凄い雨が降っていた。

ちょうどお昼時だったこともあり、当社のスタッフが外出先から帰って来れなくなってしまい、傘を持って迎えに行った。すると、案の定、僕らがオフィスに帰ってきて「数分後」に、何事も無かったかのように雨は止んでしまった。

でも、僕を含めて3人ともびしょ濡れである。

何事も「辛抱」と「タイミング」が重要である。

「経済合理性」はすべてに優先するか?

随分前のエントリーで書いた気がするが、弊社のオフィスの窓からは立派な桜の木が見える。桜の季節には、キレイな花を満喫させてもらった。

その桜の木であるが、とても残念なことに、既に「過去の話し」になってしまった。今朝、出社したら、チェーンそうのけたたましい音と共に、工事の方々が伐採作業をされていた。

その桜の木は駐車場の片隅に立っていたが、おそらく、そこに何らかの建物が建つのだろう。

しかし、伐採されてしまった桜の木は、樹齢20~30年ぐらいは経っていたと思われ、残念で仕方がない。

僕がその土地のオーナーなり事業主だったら、間違いなく、その桜の木は残したままにしたと思う。

たしかに、経済合理性には反すると思うが、桜の木は駐車場の隅っこにあり、事業収益に与える額は、それほど大きなものではないだろう。数学が苦手な僕には出来ないが、その桜の木が与えてくれる「情緒」を経済価値として算出することも可能だと思う。

ところで、ドリームビジョンでは、業務効率を高めるため、今までの仕組みを再点検している。大袈裟に言えば、BPR(Business Process Reengineering)を行っている。

その際に大切なことは、もちろん、経営効率を高めることだが、その際に注意する必要があるのは、「時間軸(短期 V.S. 中長期」と「直接効果 V.S. 間接効果」といった視点だと思っている。

インタースコープの頃のことで言えば、共分散構造分析(SEM)的な考え方である。

桜の木が伐採される姿をみて、ふっとそんなことを考えた。

坊主頭のりょうへいさん

僕のブログにいつもコメントをくれていた「坊主頭のりょうへいさん」からのコメントが、数週間前から途絶えている。

先日、転職のご挨拶にいらしたが、新しい環境で多忙にされており、僕のブログにコメントする余裕が、時間的にも精神的にもないのかもしれない。ひょっとして、体調を壊されているのではないかと心配でもある。

コメントがなくなって、より一層、彼のコメントから「勇気と自信」をもらっていたことがわかる。

久しぶりに、連絡をしてみようと思う。

「変化は必ず痛みを伴う」。

もう随分前の話しだが、地下鉄に乗っていた時、僕が20代の時に務めていたコンサルティング会社の先輩とばったり会ったことがあった。その時、彼女に言われたことを、今でもよく覚えている。

彼女が僕に言ったことは、「社長の後ろには誰もいないんだもんね。凄いよね」ということだった。

当時の彼女は、僕が勤めていた会社の取締役になっていて、僕は最初の会社を経営していた頃だった。

僕に関しては、最初の会社と言っても僕を含めて数人のちっぽけな会社で、そんな大したことではなかった。

彼女は取締役として会社の経営にあたるようになって、経営者の苦悩を初めて理解できるようになったと言っていた。それで、僕にそういう温かい言葉をかけてくれたのだろう。

ところで、地下鉄の中で彼女とばったり会った数年後、僕はインタースコープというネットベンチャーを創業した。でも、「自分の後ろには誰もいない」という感覚はなかったような気がする。それは、やはり、山川さんという共同創業者がいたことが大きいと思う。

明確な線引きがあったわけではないが、お互いに何となく、これは○○さんの仕事、これは僕の仕事というような領域があり、また、会社全体にとって重要な意思決定をする際には必ず、ふたりで協議をして決定していたので、少なくとも僕は、それほど孤独なものを感じずに済んだのだろう。山川さんはどうだったかは分からないが・・・。

では、今はどうかというと、地下鉄の中で先輩に言われたことの意味が、遅まきながら、ようやく分かるようになった。

数日前のエントリーでも書いたが、僕は「公私共」に大きな意思決定をした。

私(プライベート)のことは書くつもりはないが、会社(公)のことで言えば、僕は今までのやり方を大きく変えることにした。

創業経営者であり経営コンサルタントでもある日系2世の叔父が言っていたが、「変化は必ず痛みを伴う」。

それでも「変化」が必要だと判断をしたなら、組織の規模の大小に係らず、その「痛み」を「覚悟」して「構造改革」を進めるのが経営者の責任である。

僕はそう思っている。

「NHK教育テレビ」。

子供が生まれてから、具体的には1才を過ぎた頃からだろうか、我が家では「NHK教育テレビ」を見ることが多くなった。正確に言えば、「NHK教育テレビ」以外の番組を見る余裕はなくなった(笑)。

毎朝08時ぐらいから子供を保育園に連れて行くまで、僕や妻が身支度を整える間、子供が僕らに遊んでくれと言ってこないように「NHK教育テレビ」を見せているわけだが、妻が子供を保育園に連れて行った後も、そのまま教育テレビを見ていることがある。

今朝は10時からラソナの経営会議があったが、ラソナは自宅から徒歩15分のところにあり、いつもより時間の余裕があったので、教育テレビを見ながらメールチェック等をしていた。

今朝の番組では、阪神淡路大震災で頭を強打し不幸にして障害を負ってしまった小学生と、その彼女が所属するクラスが校内の合唱コンクールに臨む姿が紹介されていた。

細かなことは省略するが、合唱コンクールの練習をしている最中に数人が「おしゃべり」をしたせいで、担任の先生は「全員で練習することを禁止」したらしい(僕の記憶は曖昧であるが)。

当初は、その先生がなぜ、そのような厳しい処置をしようとしたのかを児童たちは理解できずにいたが、徐々にその意図を理解し、最後はおしゃべりをした児童全員が「もう一度、みんなで練習させてください」と、懇願してきたという。

番組の中で、「おしゃべり」をした当事者のひとりにマイクが向けられていたが、その彼女が、「今までは、友達というのは、何か楽しいことを一緒にできればよいと思っていたが、今回の出来事で、友達とは一緒に何かを達成する相手のことだと思うようになった」と言っていた。

ごく普通の小学生がである。

考えさせられるものがあった。

追伸:「育児」は「育自」というらしい。当社の派遣社員の方から教わったことである。

目の前のショットに集中する。

先週土曜日のゴルフは、昨日のエントリーでも紹介した佐藤裕さん、若くしてドクターシーラボの取締役になられた神戸さん、電通の喜早さんと僕というメンバーだったが、その後、神戸さんから頂いたメールに、とても考えさせられる話しが書いてあった。

神戸さんはゴルフがとても上手で、ベストスコアは「72」、そして、「3度のホールインワン」を達成しているゴルフの達人である。

その神戸さんが先日、フジサンケイ・クラッシック(男子のトーナメント)の「プロアマ」で、SK・ホ選手とラウンドした時に、こんなエピソードがあったそうだ。※プロアマ:ファンサービスとして、プロがアマチュアの選手と一緒にラウンドすること。

神戸さんたちの組は、残り4ホールの段階で首位と2打差だったらしいが、神戸さんが「残りホールALLバーディで行きましょう!」と言った時、SK・ホ選手は、こう言ったそうである。

「ショット以外のことを考えずに、ショットに集中しましょう!」

因みに、ショットのことというのは、

1. ライ(ボールが置かれている状況)
2. 風
3. 距離

を見た上での成功の確率だそうだ。

実は、僕はここ3回連続して、スコアが悪い(100以上)。そして、その3回共、どこかのホールで【12】という大たたきをしている。

今年前半を振り返った時、6回に1回は80台を出せているので、残りの6回でもう一度80台を出したいという「焦り」が、冷静な判断を邪魔し、ショットに余計な力が入ってしまうのだろう。

仕事で言えば、「売上」を上げたければ、売上に結びつく「変数」に着目し、その変数を向上させることに集中することが大切なように、ゴルフであれば、一打一打に集中することが、結果として良いスコアを生むことになる。

地道なことをコツコツを積み重ねることが、大きな成果に繋がる。

分かっているつもりが、まだまだ分かっていないということだ。

僕は常々、世の中にインパクトを与えるような仕事をしたいと思っていたが、昨晩の夢で、そういうことを考えること自体が、むしろ、自分の可能性を阻んでしまうということに気がついた(という夢をみた)。

一昨日のエントリーにコメントを下さった方が仰るとおり、仕事においても、不遜なことを考えず、目の前(足元)の一打一打に集中するよう、改めて自分に言い聞かせたいと思う。

顧客からの「クレーム」。

昨日は、久しぶりに、20年来の付き合いである佐藤裕さんと彼の奥さんと僕ら家族の「5人」で一緒に食事(ランチ)をした。

裕さんとは一昨日(土曜日)のゴルフも一緒に行っているが、彼の奥さんが体調を壊したり、僕らは子育てで慌ただしかったりとで、夫婦2組そろって会うのは本当に久しぶりだった。

お昼前に世田谷公園で待ち合わせをし、僕らは子供を遊ばせて、彼らは愛犬を遊ばせた後、三宿通り沿いにあるサンドイッチハウスでランチを食べた。

彼らの愛犬(パブロフ)は、僕らがランチを食べている間中ずっと、とてもお行儀よく座っていた。久しぶりの4人(厳密には5人)での食事は、とても楽しいひと時だった。

ランチの後は、碑文谷にあるダイエーに買い物に行った。裕夫妻はしばしば出掛けているらしく、彼らのクルマの後をついて行った。

碑文谷のダイエーは初めてだったが、日曜日ということもあり、とても混雑していた。ダイエーの店舗の中では、間違いなく、超優良店だろう。

店舗に入って、まずは、最上階(7階だったと思う)までエレベーターで上がり、1階ずつ、下りてきた。

その途中、何階だったかは忘れたが、「JOBA(乗馬)」という名前の「健康機器」が展示されており、試しに乗ってみたところ、これが最高!!!に良かった。電車の中の広告等で商品自体は知っていたが、実際に乗ってみたのは初めてだった。

プロゴルファーの「深堀圭一郎」選手が、この商品のキャラクターとして起用されているが、「内転筋をはじめ、コア、つまり身体のセンター部分の筋肉が鍛えられるのを実感しています」というコメントが目に留まった。

ところで、8月最終日に書いたエントリーに対して、ある方から厳しいコメントを頂いた。当社に面談(転職の相談)にいらした方である。

その方のコメントの内容は、当社の対応に対するもので、こちらから面談にお呼びしたにも係らず、親身に相談にのってもらえなかったという趣旨だった。わざわざ僕のブログにコメントして来られたということは、かなり不愉快な想いをされたのだと思う(その方のコメントは削除せずに残してあります)。

その方のコメントには、こんなことが書いてあった。

「ドリームビジョン・・・きっと夢を映し出したいが為にこういう会社名を付けたのだと思いますが、悲しいかな社長の意図と反し、そういう印象は受けませんでした。政治家に大きなシフトチェンジを求める前に、自分の足元を見直して戴きたいと思います」。

ご尤もなお話である。本当に申し訳なく思います。

この場を借りて深くお詫びを申し上げます。

この件は、とても重要な問題なので、早速、社内にアナウンスし、コメントされた方はどなたと考えられるか?そして、その方を担当したスタッフは誰かを確認した。すぐに担当者から話しがあり、状況を確認した。そして、その方にお詫びのメールを送るように指示をした。

本件に対する対処はもちろんであるが、これは当社の「オペレーション(業務運営)の仕組み」に係る問題であり、僕の責任において、どのような対策を講じるべきかについて協議することにした。

僕は今回の件で、深堀圭一郎選手の「コアの筋肉(=目に見えない部分が大切)」という言葉と、あるメルマガだったか何かに書いてあった「事業基盤が出来上がっていないにも係らず、『効率』を考えても意味が無い」という話しを思い出した。

コメントをして下さった方に感謝し、今後の「生き方」と「会社経営」を見直したいと思う。