久しぶりの「ETIC」。

以前に熱を出した時も同じようなことがあったが、一昨晩、昨晩と、二夜連続で、子供が夜中に泣きじゃくった。

「だっこ、だっこ」とせがんだり、家の中のどこに行っても「あっち、あっち」と言い続け、尚かつ、「お父さん、嫌だ」と言って僕が抱こうとしても嫌がり、妻は夜中、子供と格闘し、体力的にも精神的にも相当に疲弊している。僕も、子供の泣きわめく声でおいそれと寝れるわけがなく、睡眠不足で身体が辛い。

妻が今朝、洗濯物を干しにベランダに出ようとする時に、「乗り切っていく自信がない・・・」とこぼしていた。無理もない。

僕は若い頃から将来は子供が欲しいと思っていたが、自分は我侭な人間で、子供のために自分のやりたいことを我慢することができないことを知っていたので、40才を過ぎるまで、子供をもうけることをしなかった。

体力的なことを考えれば、子育ては若い頃の方が良いのは間違いないと思うが、こうして、実際に子育てをしてみると、自分自身に対する判断は間違っていなかったと思えてくる。以前の僕だったら、おそらく、精神的に参ってしまい、会社の経営を続けることは出来なかったかもしれないし、家庭と育児を放棄して、よくあるパターンで離婚していたかもしれない。何事も「適齢期」というものがあるが、それは個人差があるように思う。

ところで、昨日はETICが主催するイベントに招かれて、パネルディスカッションのパネラーとして参加させていただいた。

コーディネターはETICの山内さん、ご一緒させていただたパネラーは、デジサーチ&アドバタイジングの黒越さん、オークセールの福島さんだった。

そのパネルディスカッションは、インターンに参加している学生の方々を対象として、仕事に対するモチベーションを高く維持し、大きな成果を出すために大切な「心構え・考え方」は何か?ということがテーマだったが、他のふたりの話しを聞きながら、僕自身も色々なことを考えさせられ、とても勉強になった1時間ちょっとだった。

ディスカッションの中で、山内さんからの「今までの人生で最も大切にしてきたことや大きな転機になったことは?」という質問があった。

僕は他のふたりの話しを聞きながら自問自答していたが、いくつか頭に思い浮かんだ中で、実際に答えたのは「自律」という言葉だった。

子供を散歩に連れて行く時間になってしまったので、この続きは、次回のエントリーで書こうと思う。

追伸:昨晩のことが嘘のように、子供は元気で遊んでいる。疲れているには親だけである。