「子供の発熱」と「親子の絆」。

昨日、子供が急に熱を出した。朝の時点では37度5分程度で、平熱か発熱かのボーダーラインだったが、その後、39度を超える熱が出た。そのことは、妻からのメールで知った。

保育園に連れて行ったものの、その時点で既に38度を超えていたようで、行きつけのお医者さんに連れて行ったところ、リンパ腺が腫れていると診断されたらしい。その後、処方してもらった薬を薬局で購入し、帰宅した後は、しばらく寝ていたようだ。

夕方17時前に、妻から今度は電話があった。

座薬を入れて一時は下がっていた熱が、まだ、ぶり返し、食欲がなくぐったりしているという。通常の食べ物は受け付けないので、何か食べられそうなものを作るためにスーパーに買い物に行きたいのだが、連れて行ける状況ではなく、また、ひとり置いていくわけにもいかず、出来たら、一度、帰って来てくれないか?という電話だった。

実は、17:30からラソナでMTGがあったのだが、社長の岡村に事情を説明し、まずは帰宅することにした。帰ってみると、たしかにぐったりとしていた。

何をするためだったかは覚えていないが、子供を抱きかあげたところ、急に嘔吐してしまい、僕の背中はドロドロになった。

妻が買い物に出掛けている間、子供をリビングに寝かせたまま、僕もソファーに寝転んだ。その前日、ドリームインテリジェンスのワークショップから帰ったのが遅かったので、寝るのが02時過ぎなり、睡眠不足で疲れていたせいか、ものの10~15分だろうが、うとうとしてしまった。

妻が買い物から帰った後、ラソナに行き、MTGに参加し、21:30頃に帰宅した。

実は、あることが気になっており、ここ数日間は心が重たい日が続いていたが、昨日は、さらに追い討ちをかけられたような気がした。さすがに疲れた一日だった。

話しは変わるが、今朝、恵比寿駅で電車を待っている際に、となりにいた女性が、「6歳にもなって、どうしてそんなに聞き分けがないの!!!」と、子供を叱り付けているところに遭遇した。どうやら、何かをこぼしてしまったらしいが、そのことでいつまでも駄々をこねているようだった。電車に乗り込んだ後も、その子が駄々をこねていて、母親が「いい加減にしてよ」と言っていた。

以前の僕だったら、「なんて我侭な子供&躾がなっていない母親なんだろう?」と思い、間違いなく機嫌を損ねていたと思うが、まがりなりにも父親になった今は、その母親の気持ちも子供の気持ちも理解できた。

何気ない日常のふれあいから、「親子の絆」が出来ていくように思う。

ところで、昨日から、藤原正彦氏の「国家の品格」というベストセラーを読み始めた。購入したのは随分と前のことだが、いわゆる「積読(つんどく)」状態になっていた。

実は、他にもたくさんの「積読」状態の本があるが、「若者はなぜ3年で辞めるのか?」とかいう本と「国家の品格」のどちらを読もうか?と一瞬、考えた。

何となく、今の僕にとっては「国家の品格」の方が得るものが多いような気がして、こちらを選択した。

彼はその著書で、「論理と合理」ではなく、日本古来の「情緒と形」が重要だと説いている。

まだ、最初の数ページしか読んでいないが、なんとなく理解できそうな気がしている。

追伸:数週間ぐらい前からだが、子供が機嫌が悪くなると、「お父さん、あっち」と言って、僕を嫌がるようになった。機嫌が良いときは遊んでくれとせがむのに、正反対のことを言う。妻に言わせると、昨年は毎週火曜日の夜は僕が保育園に子供を迎えにいき、そのまま一緒に過ごしていたが、今年になってからは、夜、一緒に過ごすことがないことが、原因のひとつではないか?とのことだ。心理学的にも関連があるらしい。